■昼は、まったり
カーニバルの日を除いて、街が盛り上がるのは夜。
ソカのライブ、パーティイベント、スチールパンの練習、一晩中うるさく騒いでいる。
お昼、ダウンタウンでチケット事務所を探しているときに、道を教えてくれた人と意気投合。
彼女の名前は、ニーシ。カナダ人だが、両親はトリニダードで、レストランバーを経営している。
カーニバルシーズンは、もちろん故郷に帰ってきて遊び、そして家の商売を手伝う。
そのレストランで食事をした後、トリニダードを案内してくれるというので、ビーチに行くことにした。
島の北側には、美しいビーチがたくさんある。
車イスで砂浜は大変なので、海に入らなかったが、ビーチでのんびりする地元民を見るだけで楽しい。
このビーチは、カーニバルが終わった翌日に、余韻を楽しむパーティがあることで有名。
ニーシは、とてもすてきなお姉ちゃん。そして、とっても旅好き。だから気が合ったのかもしれない。
カナダ人は、最も旅行しやすいともいわれ、世界中ビザなしでどこにでも行きやすい。
彼女は、日本を旅行したこともあるし、先日はガラパゴス諸島を旅行したと言っていた。
彼女から、いっぱい貴重なカーニバル情報を聞けた。とっても楽しい時間だった。
■練習場
トリニダードの魅力は、スチールパンの練習風景を見ること。これに尽きる。
夜は、有力チームのパンヤード巡り。
上写真は、予選通過順位1位 優勝候補の筆頭 フェイズU
メロディラインを演奏するフロントの4人が、アレンジャーの前で指導中。気合入りすぎで怖いくらい。
繊細なメロディが特徴。若いフロントの4人が引っ張ります。
後ろにまわって、テノールパンなどを見学。スチールパンは10種類あります。
それら合計100人が一斉に音を合わせて協奏する。鳥肌もの。
3種類あれば、きれいな音色で、それで十分だけど、100人ですよ。100人。
練習風景については、世界の果てに(5)スチールパンの乾いた音 を見てくださいね。
前年に旅行したときのコラムです。
■パノラマ・ファイナル
さあさ始まったぜよ。
トリニダードのカーニバルにくる日本人は少ないが、そのほとんどがこれが目的。
スチールパンの聖地でございます。その頂点でございます。
パノラマ・ファイナルは、夜7時30分にスタートした。
13チームが登場し、演奏して競うので、夜中遅くまで、ずーと続く。
会場には、車イス観戦スペースも用意されていて、ど真ん中。小さいけど、車イス用トイレもあり。
安いチケットを買えば、端で見ないといけないけど、この場所で見れるなんて最高でやんす。
前半、演奏に感動したのは上のカラフルなチーム 「Solo
Pan Knights パン・ナイト」
美しいメロディが印象的でした。順位も高く、5位に入った。
スポンサーの清涼飲料水がカラフルな衣装を演出。
出ました。出ました。私がサポーターの 「Trinidad
All Stars オールスターズ」
前年の優勝チームです。静かながら調和のとれたメロディライン。
派手さはないけど技術力の高さは流石です。
もう、オールスターズの演奏にメロメロ。
夢心地です。10音階、100のスチールパンが、息を合わせて同時に演奏する迫力。
あまりに広い音階のためCDでは、現場の音が拾えません。生音ならではの快感。
準決勝を、1位で通過した 「Phase II Pan
Groove フェイズU」
ちょっと空回りしていました。演奏が終わった段階で、会場の雰囲気も優勝は無理だなという感じ。
会場の盛り上がりも審査に影響します。結果は、3位でした。
日本でも有名な、「BP Renegades レネゲイズ」
常に上位に入る人気の実力チーム。4位に入りましたが、無難にまとめてました。
見た目がきれいな 「Bird Song バードソング」
ビジュアルや、演出が上手で、楽しく鑑賞。技術は他と比べると低いけど、それでも凄すぎる。
海外で演奏などしたら、大拍手喝采のパフォーマンスになるだろうに。ここでは、ブービー賞。
このチームは、まだスポンサーはついていないのかもしれないが、期待大。
2003年の優勝は、「Exodus エグゾダス」
演奏は最後で、それで得した感もあります。翌日の新聞批評では、2位オールスターズとは僅差。
オールスターズは、「上手だけど去年と変わりなかった」と、それで負けちゃった。
エグゾダス。おめでとうございます。
長かったパノラマ・ファイナルが終わったのは、夜中の2時30分。
5時間もの長丁場でした。演奏は5分なのに、チームの入れ替えにとても時間がかかります。
というのも、楽器をセッティングする位置がきっちり定められ、そこにピッタリ合わせるから。
また、音の調整にも、とても慎重になるから、30分ほどかかる。
鑑賞にも体力が必要です。チキンを食って、ビール飲んで、のんびり過ごしましょう。
ただ、音を純粋に楽しもうと思うと、パンヤードの方がいい。
というのもスタンドがとても大きいので、めちゃくちゃいい席じゃないと、いい音が拾えない。
審査員の席は、そりゃ天国ですが、端っこならつらい。
とはいえ、真剣に演奏する風景、応援する人々、会場のノリは面白い。
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