■壊された車イス。
ウィーンから船でブダペスト入り。ドナウ河からの眺めは美しいが、あいにくの曇り空。
プダペストでは旅行で最も怖れることである、車イスの故障が現実となった。

双子都市ブダペストのブダ側にある王宮を観光する。 ところが雨が降り出してきた。
王宮観光後は、ぶらぶら歩いてゲーレット温泉に行くつもりだったが、仕方がない。
雨なので、タクシーを拾うことにする。王宮からゲーレット温泉までは、そう遠くない。
私がある程度、目安の値段を告げてなんとか交渉が成立した。
タクシーに乗りこんで、王宮の坂をゆっくり下り始めたら、
なんとメーターが鬼のように回転しだした。
ブダペストでは友人の母の家に滞在しており、その人から 「○○のタクシーに乗るな。
乗っていいのは、車体にチェエッカーマークか、電話番号の書いてあるものだけだ。
他はぼってくる」と教えられていたが、急であったので乗ってはいけないタクシーに乗ってしまった。
私は、もちろん、くるくる回るそのメーターを止めろ、値段交渉しただろと運転手に問い詰めると、
運転手は怒りだし,「俺は、この値段でしかいかない」と凄みだした。 約2倍の値段である。
タクシーの相場は友人の母の家からダウンタウンまで乗ったりしていて知っていたから、
俺も引き下がらない。するとどうだ。坂の中腹で運転手はタクシーを停めた。
にわや、トランクから車イスを出してきて「降りろ」と言う。
雨の中、坂の中腹で下ろされた。
道の途中だし、もう一度タクシーを拾う気力もない。
これから温泉に行くんだから、濡れてもいいかと、びちょびちょになりながら、
ゆっくりゆっくり車イスを進めて1時間後に温泉到着。温泉が疲れを癒してくれたのはいうまでもない。

また、温泉に入って初めて気がついた。 車イスが壊れているのだ。
乱暴に車イスを扱われ、ネジが一つとれていた。小さく折りたたむことができなくなってしまった。
なんとか滞在している友人の母の家に戻り相談したら、隣の家の人が似たネジをもっていたので、
それで代用することに。現地の人の家に滞在していたのが幸いした。
トラブルは解決するようにできている。
その後の旅行からは、パンク修理キットと同様に、ネジも持参しています。
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