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アルプスドライブ (1)

2008/07

お金持ちの国 / ルクセンブルク


小さな国

チェコで開かれる第5回トレイル・オリエンテーリング世界選手権の日本代表として出場するため欧州へ。マイナー競技のため、費用は自己負担。高い航空券を出して渡欧するなら、前後に旅行がしたい。欧州では、スイスを訪問していなかったので、この機会に行きたいと思った。

オリエンテーリング仲間である、夫婦で日本百名山を登ったT夫妻と、花を愛するKさんを誘った。皆さん、山が好きなので、旅のメインをスイスのマッターホルンにして、ドイツのフランクフルトから、オーストリアのウィーンまで、レンタカーでドライブすることにした。私は運転手兼ガイドとして、レンタカーは無料。他は割り勘。基本的には、私の行きたいところを訪問。

100ヶ国訪問を目指しているため、国稼ぎもしておきたい。レンタカーをするなら、ルクセンブルクにも行きたい。1泊だけだが、立ち寄ることにした。

午後1時ごろにフランクフルト到着。空港からアウトバーンを経て、ライン川沿いをドライブ。時間があれば、ニュルブルクリンクのサーキット(自家用車も走れる)に立ち寄る予定だった。飛行機が遅れ、レンタカーも時間を要し、道を間違え、渋滞があったりしたため、立ち寄れず。雨も降っていたので無理はしなかった。サーキットで事故をしても保険は利かないから。いつか機会があればニュルブルクリンクを走ってみたい。

ルクセンブルクは空港の近くで、1泊。同行者のT夫妻が、朝の散歩から驚いて帰ってきた。「木島くん、このあたりの家はでかいよ。とてつもなく広いのさ。豊かだねー」と。

知られざるお金持ちの国なのです。経済も絶好調。鉄鋼と国際金融が主産業。一人当たりのGDPは世界一! 2006年IMFの資料で、87,955ドル(約1000万円強)!人口は46万人。神奈川県ぐらいの大きさ。

首都ルクセンブルクは天然の要塞。渓谷を利用して城が作られた。深い谷の下に、Uの字に川が流れている。渓谷にかかる橋がルクセンブルクの象徴。

翌朝、ルクセンブルク市内を観光したら、自転車通勤、通学をしている人をたくさん見ました。パリでの成功が有名な貸し自転車システムも導入されていました。市内の道には、自転車道が整備されており、道路環境も自転車に優しくなっています。

旧市街は坂がたくさんあります。車いすではちょっと大変。中心となる広場で、夜にイベントがあるようで、仮設トイレが設置されていました。嬉しいことに、車いす対応の広いトイレもありました。

お金持ちが多い国。どことなく、おしゃれな人も多い気がする。物価も高い。でも街は小さく、家は広い。職住近接で、通勤は楽だろう。家族との時間も十分に持てるだろう。豊かです。旧市街のカフェで、朝ごはんを取りました。美味しかったです。


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