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中東遺跡巡り(3)

 
2000/04 - 05

アンマン市内雑感 / ヨルダン


■映画館

アンマン市内のダウンタウン中央の通りはコリドーになっている。
雨も避けれるし、直射日光も避けれて便利だ。
段差があっても人々はヨルダンホスピタリティがあり、ものすごく親切。誰もが自然に手助けしてくれる。

商店は、多くが古着、中古の物を扱っていたりする。掘り出しものがあるかも。
どこかの国の援助物資とかが流れてきて売られているのでは、とも思った。
毎金曜日に出るらしいフリーマーケットなんて、欧米の古着だらけだった。

さて、そんなアンマンのダウンタウンを歩いていると、怪しい映画館を見つけた。

中に入ると、ラブシーンやきわどい描写の(エマニエル夫人みたいな)ポスターが貼られまくっていて
女性の乳房や下腹部などには、墨が塗られている。実に怪しい雰囲気がプンプンする。
このイスラムが厳格なヨルダンでも、ポルノがあるのかと中に入って確かめたかったが
残念ながら、見るところは、階段を上がって2階だったので、諦めた。

また、同じような怪しい映画館が、同じ通りの200m先にもあった。
こちらは、さらに外観がピンクで、ますます怪しかった。 こちらも劇場は2階で見れなかった。
もし、誰かアンマン市内で、このような映画館に入って見た人がいれば教えてください。

amman01.jpg (27252 バイト)

アンマン市内でのポルノ映画館疑惑が晴れないまま、
シリアのダマスカスに移動し街を歩いていると、また同じような映画館に出会った。
今度は、劇場が一階で車イスで入ることができたので、お金(2ドルくらい)を払って途中入場した。

映画館の入口に掲げられているポスターは、激しいラブシーンの連続の映画に思えた。
ちなみに、シリアでは、ヨルダンのように墨は塗られていない。

ところが、中に入って見た映画は、普通の映画だった。
いくら待っても、ラブシーンが始まらない。どういうことだ。面白くないので途中退場した。

推測するに、ポスターは、普通の映画でも、ラブシーンを集めまくって仕上げている。
つまり、シリア人は映画のエロの部分を期待して見るのだ。
邦画でも「有名女優がヌードに!」という売り文句しかないのもある。
ストーリーなんて覚えてなくても、あの女優が脱いだというので覚えている映画は皆さんもあるはず。
若い頃にヌードになった女優のビデオを、ヌードシーンだけ見たさに借りたことはないですか?

シリアでも、エロが重要なんだ。
エロに釣られて映画を見る人が多いんだ。

イスラムでも、エロが広告のキーワードになのだ!!

また、この1週間後、レバノン、ベイルートで食事したレバノン人のアレックスの叔父さんは、
映画館を経営し、dark movie というビジネスをやって財を成したらしい。
アレックスも、その叔父を手伝い稼いでお金持ちだ。私に食事おごってくれたしね。
彼は、数年前 dark movie から手を引いて、今は給料は安いがまともなビジネスをしているらしい。
アレックスいわく、どの社会でもポルノはあるということ。


■百円ショップ

日本では、不景気の中、100円ショップだけが元気だ。
買い物をしていると「こんなものまで100円かと」楽しくなって、ついつい買ってしまう。

その100円ショップは、アンマン市内にもあった。
日本と同じように、人が集まり、大流行。 値段も同じように100円(1/2ディナール)だと思います。

amman02.jpg (33207 バイト)


■イラク人

夜、サンドウィッチ屋で内臓系のモノを注文しようか悩んでしまって
隣にいる人に、うまいかと聞いたら、この店の内臓は古いから不味いし、腹壊すぞと教えてくれた。
その人も一人だったので、二人で定番の豆サンド(ファラーフェル)を食べながら、会話を交わす。
すると話が盛り上がった。

彼はイラク出身のクリスチャン。40才。
髭は剃っているけど外見は私にはヨルダン人と区別がつかない。
現在は、アメリカのサンフランシスコのインテルで勤めているとのこと。
収入も、3000j/月 で、安定した暮らしを送っているとのこと。
10才年下の香港人と婚約していて、幸せだそうだ。
アンマンに来ている理由は、イラクにいる親戚と会うためらしい。

彼は、サダム・フセインが嫌いだ。ムスリム(イスラム教徒)が嫌いだ。
迫害を受け、亡命し、家族が離れ離れになっている。
生まれ育ったイラクに戻りたいが、サダムがいる限りは戻れない。
サダムは、国民の財産をすべて自分の財産にして汚いとも言っていた。
ムスリムだけの国家を作る(私は、イラクに多くのクリスチャンがいることすら知らなかった)のは
おかしいとも言っていた。

また、ヨルダンでは、人々がすごく親切でいいところと、私が話すと、
ヨルダン人は好きだが、パレスチナ人は嫌いだと言っていた。
イスラエルの土地から追い出され多くのパレスチナ人がヨルダンに流れてきていて
問題を引き起こすのだという。複雑な問題だ。

ところで、我々の会話は、上記のとおり、かなりやばい内容だった。
もし捕まって、拘留されたら、それはそれで面白いのかもしれないけどね。
英語で話していたから、周りにはわかりにくいんだけど、スリル満点。

二人で、時おりキョロキョロして盗聴されていないか確かめたりもしました。


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