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フィリンピン研修旅行(2)

1996/02

JICA


JICA(国際協力事業団)訪問

続いて、近代的オフィスビルが並ぶマカティ地区のJICA事務所を訪問した。
この研修旅行では、フィリピン社会の下層部の人達側にたったNGO(非政府組織)を
主に訪問したのに対し、この訪問は、公的な援助をする機関であったので特別な意味をもっていた。
同時に、他の訪問地では、日本の悪口(ODAに対しての)ばかりを聞くことになり、
感謝の言葉は、この日の午後訪問したJICAの援助で建てた病院だけで聞けたのみだった。

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日本のODA(政府開発援助)

平成4年の「援助大綱」によると、
人道的配慮、相互依存の繁栄、環境保全を柱とし、我々の税金約1兆円がODAの予算である。
全世界に援助しているが、ほとんどはアジア中心の援助で、その中でもASEANに集中している。
近年発展著しいこの地域のタイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアは、
もう日本の「無償協力」は卒業したが、フィリピンだけは取り残された形になっている。

フィリピンでのJICAの目標は、
1)インフラ整備 2)産業構造の再編成 3)貧困対策 4)環境保全 5)地方開発 6)防災分野

これらの援助に対する開発調査はコンサルタント会社に委託して行われている。
JICAの活動を例に挙げると、800の学校建設やフィリピン総合病院(30億円)建設などがある。


JICAの実情

この研修旅行を通して、いくつもの日本の援助に対する非難を聞いた。 そもそもJICAの本質とは何か?

「JICAは民間のNGOと違って、政府間の協力である。日本国民の税金が使われる。
我々は資金援助するだけであって基本的にその国の政府に従わなければならない」。
つまり、日本政府にとってフィリピン政府が喜んでくれればいいのである。

しかしながら、フィリピンの政府が潤っても、その恩恵が国民まで届かず

「国が豊かになる=国民が豊かになる」という構造が成り立たない。

もし、フィリピンの政府がだらしないからといって援助しなければ、
フィリピン政府との安全保障や経済活動がうまく保たれない。

かといって、お金の使い道やその政府の腐敗に口出しすれば内政干渉になる。
でも口出ししないと、ひどい使われ方をしたり、腐敗を生むことになる。
どこまで深く関わるのか微妙なバランスが必要である。

世の中、しわ寄せがきたり犠牲になるのは、いつも貧しい人達。それが問題だ。


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