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西アフリカ 未訪問国巡り(7)

2017/02 - 2017/03

大木の温もり/ギニアビサウ


ガタガタ道のメイン国境

ギニア北部 Gaoual - Koundara 110キロは、乗合タクシーでさくっと移動。道路は舗装されており快適。Koundra - Kandika  国境までの45キロは、バイクタクシーか自動車を借りきるのみ。チップを含めて、200,000フラン(20ドル)で、車をチャーターして、いざ国境へ。所要90分。

ギニア・ビサウへの国境へも、1時間の未舗装路だった。どうやら隣国と交易をする気がないようだ。途中の村で、熟れたマンゴーが、3つで10円だった。人生最安値。運転手と一緒にむしゃぶりつく。ひとときの幸せ。

ギニアの国境。こんなに道路状態が悪いところは初めて。車いすでは歩けない。出入国審査の建物までも行けない。タクシー運転手が代理でスタンプをもらいにいった。

・・・・・

ギニア・ビサウへと入国すると、道路は舗装される。賄賂要求もない。やさぐれ感もない。ビザがあるので、スタンプを押されて終わり。和やかな雰囲気。

お腹が減ったので、肉を食べる。1000CFA(200円)。めちゃうま。その場で切られて新鮮。小骨が多いけど。牛肉の美味しさに、ポルトガル領に来たという実感を持つ。ブラジルのシェラスコみたい。

肉を食べているうちに、ハイエースの乗合タクシーの乗客が埋まった。待ち時間ほぼゼロで移動。道の綺麗なビサウは、ギニアからくると天国。道路沿いには、巨大なバオバブの木が美しい。バオバブの大木に囲まれて、村を作っていた。

ギニアでは、みなかった灌漑農地や、芝生の中で囲った牧場などがビサウでは多く見られる。訪問するまで、なんとなくビサウの方が未開のイメージがあったが、ギニアと比較すると、まだ秩序がある。

さて、ギニアビサウ第二の都市ガブで1泊。扇風機、バケツシャワーの宿だけど、2000円。アジアだと500円-1000円だけど、旅行者が少ないアフリカ。泊まれるところがあるだけ良しです。


首都ビサウへ移動

ガブの町。田舎なので、道が舗装されていない。車いすで歩くのは大変です。とぼとぼ歩いて、バスターミナルへ。

路上で朝食。サンドウィッチとコーヒー。パンが多かったから、残ったのを地元のおっちゃんにあげた。そのプレゼントのおかげで、一緒に記念撮影。この旅のベストショット。注目して欲しいのは、私の荷物。ロストバゲッジだったので、この写真の2つの荷物だけで、旅してました。かなりの軽装です。我ながら3週間、よく旅行できました。

首都ビサウ行きのバスガラージュ。運賃も定額で切符あり。のんびり乗客を待つ。

7人乗りタクシーでの移動です。バスより高級な移動手段。ギニアでは定員オーバーが当たり前だったけど、ビサウでは定員通り。助手席も1名分の料金で私に座らせてくれる。でも、乗客の一人が、生きた牛を天井に乗せたのには参った。検問で止められまくって大変でした。笑。 

5時間ほどで首都に到着。バスガラージュは市内から遠い場所。市内中心部にタクシーで移動するのも面倒くさいから、その周囲でホテルを探す。良さそうな中級ホテルは満室。国一番ともいえる最高級5つ星ホテルに泊まることにした。自腹で初めての5つ星。ちょっと値切って1万7000円。体も洗いたい。インターネットもしたかった。

国一番の高級ホテル。プールや会議場へスロープがありました。水着はないけど、トランクスでこっそり泳いだ。チェックアウトの時、大統領か大臣かが会合のため食事にきていた。SPや軍隊を大量に連れて。でもホテルの部屋は大きくないし、料理はたいしたことないし、空港送迎もなく、残念でした。

首都ビサウでは、観光することもなく、高級ホテルで1泊の静養のみ。次は、カーポベルデへと移動します。大西洋に浮かぶ群島。同じポルトガル領なので便があるんです。

ビサウ空港。搭乗券が手書きでした。バスのチケットみたい。16時出発なのに、14時出発と書いてし、わけわかりません。電光掲示板もないので、確かめようもない。そもそも便数が1日数便。手荷物検査もないのは参りました。カバンのチャックを開けておしまい。

 

そんな田舎空港でも、車いすトイレも一応あったので助かりました。なんでも食べる私。西アフリカ滞在中、つねにお腹がきゅるきゅる。空港でスッキリとトイレができて安心でした。


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