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歩道と車道の段差

2006年

神戸市北区に しあわせの村 という総合福祉施設があります。
大きな敷地に、ジャングル温泉、日本庭園、プール、宿泊施設、キャンプ場、障害者授産施設、リハビリ病院などがあります。
バリアフリーな施設として有名で、障害のある人、高齢者の多くの利用者がいます。

しあわせの村の歩道と車道。その間には金属板が引いてありました。
車いすでも通りやすいように配慮をしているのです。金属板がなければ前輪がひっかかってしまうからです。
多くの車いす利用者がいる施設だからこそ、あちらこちらに金属板がありました。

 

歩道と車道の段差を解消しスロープにすることを英語で「カーブカット」と言います。
日本では慣習的なためか、完全に平らにはならず、歩道の縁石が、1センチ〜2センチ残ることがあります。
海外のカーブカットでは、完全な平らにすることが多いのですが、なぜ日本だけいつも段差があるのか不思議です。

白状の人が、道路と歩道を区別するためとも言われますが、道路の一部だけスロープになるわけなので問題ないかと思います。
縁の色を変えるとか(そうなっていますね)、材質を変えるとか(踏み心地が違う)で、対応できるのではないでしょうか?
しあわせの村のように、車いすの人が多いところでは、問題となり新たに金属板が置かれています。不恰好ですね。
最初から設計できないものでしょうか? 右下の写真は、欧州のカーブカットの写真です。段差は全くありません。

 

次の写真は、宮崎市中心部 橘通りの歩道です。段差のまったくないカーブカットが半分あります。
白杖の人が道路と歩道の境目を残して欲しいという要望と、車いすには段差がないほうが良いという要望を考えた苦肉の策。
点字ブロックによる警告があるので、段差は解消して欲しいと思いますが、難しいところです。

しあわせの村は、白杖の人の利用者も多いのですが、
温泉施設に通じる道に、黄色い点字ブロックとは別に、銀色の細い誘導ブロックが整備されていました。
下の写真では、黄色い点字ブロックのルートが遠回りなので、新たに銀色誘導ブロックを整備した場所の写真です。

点字ブロックは重要な役割を果たしますが、あまりにも無駄な利用者のことを無視した設置が多いのが現状です。
細い誘導ブロックの方が良いのではないかと思います。スペースもコストもかからないです。しかし、警告ブロックは必要です。
弱視の人などの目印としては、コントラストが出るように配慮すれば問題ないかと思います。
 


下記写真は、東京銀座のど真中、和光の前、「銀座4丁目」の歩道です。 写真(携帯電話で撮影)が不鮮明でスイマセン。
歩道と車道の段差解消のため、アスファルトでフラットにしていました。多くの人が買物や、飲食に訪れる場所。
ここまで段差解消しているのは日本では初めて見ました。

同じ中央区でも、他の車道は縁石が残ったままで、2センチほどの段差が残っているのに、なぜ銀座の中央部だけフラットなのか?
人にやさしい道にするため、縁石につまづかないように段差解消となったのでしょうか? こんな道が増えて欲しいものです。