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歩道と車道の段差解消(カーブカット)
 

論点  境目を残すのか? 残さないのか?
 白杖と、車いす、どちらの意見を優先すべきなのか?
違い  日本では縁石が使われるが、海外では滑らかにされていることが多い。 
 縁石があるのは、白杖の人が、歩道と車道の境目がわかるためとの理由。
 しかし、車いす利用者にとっては、1センチの縁石もバリアとなる。
考え  完全段差なし、フルフラットのカーブカットを実現して欲しい。
 側溝も必要であろうが、カーブカットの部分は無くして滑らかが良い。

 
■神戸市 総合福祉施設 しあわせの村  (2006年 撮影)

  歩道と車道。その間には金属板が引いてありました。車いすでも通りやすいように配慮をしているのです。
  多くの車いす利用者がいる施設だからこそ、あちらこちらに金属板がありました。

 

  歩道と車道の段差を解消しスロープにすることを英語で「カーブカット」と言います。
  日本では慣習的なためか、完全に平らにはならず、歩道の縁石が、1センチ〜2センチ残ることがあります。
  海外のカーブカットでは、完全な平らにすることが多いのですが、なぜ日本だけいつも段差があるのか不思議です。


■スペイン バルセロナ  (2007年 撮影)

  バルセロナ市内の歩道のカーブカット。完全段差解消。車いすにはスムーズで最高に嬉しい配慮です。


■アイルランド ダブリン  (2007年 撮影)

  歩道と車道の段差解消(カーブカット)は完璧にスムーズです。車いすで通っても衝撃がなく快適です。
  日本で段差ゼロのカーブカットはありません。歩道の縁石が1センチなり必ず残っています。


■バルト三国 ラトビア リガ  (2006年 撮影)

  世界遺産の旧市街など、中心部には石畳の道となっています。
  歩道と車道の段差解消のため、カーブカットがされていました。スムーズに摩擦ゼロ。


■アメリカ合衆国  (2008年 撮影)

  シアトル中心街の歩道のカーブカットです。完全フルフラットになっています。

  サンフランシスコの中心街です。2005年ごろから点字ブロックの設置が進んでいます。交差点への認識のため。
  日本より突起が小さく、間隔は大きいため、車いすへの振動は少ないです。カーブカットは滑らかです。


■中国 上海 & 地方都市  (2004年、2008年 撮影)

  自転車が多いこともあって、段差がないように完全スムーズに、歩道のカーブカットが整備されています。


■福島県 いわき市駅前  (2008年 撮影)

  様々な取り組みが日本でも行われていることの、紹介です。
  歩道と車道。滑らかにするための工夫が随所でされています。新しい側溝が使われていました。

  歩道から車道へ出るところも、ガタガタならないように滑らかに工夫しています。

  交差点のところも、フルフラットを目指しています。交差点を色を変えており、運転手に注意喚起しています。


■宮崎県 宮崎市中心街  (2007年 撮影)

  歩道の縁石が、車いすにはバリアということで、歩道の一部を段差無しにする取り組みがされています。
  段差の少ない縁石を新たにとりつけています。大変な作業です。
  海外のようにそのまま舗装することは、歩道に縁石を必ず使う習慣の残る日本では、難しいようです。


■埼玉県 さいたま市  (2008年 撮影)

  カーブカットのフルフラット化は、全国各地で取り組みが見られます。
  さいたま市でも段差が非常に小さい縁石が使われていました。とはいえ、段差ゼロではなく、1センチほど残っています。


■大阪府 豊中市  (2009年 撮影)

  これが最新式の縁石です。車道と歩道の段差を解消しています。完全フルフラットです。車いすでも非常に快適。
  触覚が違うように切りこみがあります。少し斜めになっています。白杖や靴などでも違いがわかるようになっています。
  同時に歩道の高さも道路と同じに低くしています。今後このような歩道が増えてくることでしょう。
  自動車だけが通過する、車道との連結部分には、水はけ用の網がありますが、小さいです。スムーズです。


■愛媛県 松山市  (2009年 撮影)

  「大通り」商店街から、路面電車の走る道路へと出る交差点。歩道と車道の段差がありません。
  排水溝の金網蓋の目の隙間が埋められており、歩行者には非常に快適です。


■大分県 大分市  (2009年 撮影)

  JR大分駅前から、繁華街の都町へとつながる商店街。歩行者中心の町づくりが行われています。
  歩道と車道の段差がありません。非常に快適です。


■東京都 板橋区  (2009年 撮影)

  板橋方式といわれる歩道の縁石です。完全フルフラットにすると白杖の人が車道との境を認識しづらいため、
  3つの線で凸を作っています。3列並んだものは商品化されているのですが、交互に並んでいるのは板橋区独自のもの。
  ジグザグなので必ず杖があたること、車いすへの振動も軽減されるということです。
  また、板橋区は歩道のカラーリングも積極的です。歩道と車道の違いが明確で、非常にわかりやすく素晴らしいと思います。