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点字ブロック
| 歴史 |
日本が発祥です。世界でも設置は増えてますが、ほとんど見られません。 |
| 種類 |
警告ブロック(点状)、誘導ブロック(線状)の2種類あります。 |
| 課題 |
警告ブロックと誘導ブロックの混同。景観への配慮。雨天時の滑り。 |
日本では、黄色い点字ブロックが整備されています。世界ではあまり見かけません。
駅のホームなど命に関わる場所は、警告ブロックが必要でしょう。とはいえ無意味な設置が多いのが現状です。
点字ブロックを敷けば良い。免罪符的な設置は否めません。
全ての交差点に点字ブロックをひく。誘導のために、なんでもかんでも点字ブロックをひく。
点字ブロックばかりになってしまえば、逆にどれが危険で、道なのかも、わからなくなります。
ガタガタな道になり、杖の人、車いす利用者、ベビーカー、子どもからは逆にバリアになってしまう。
適材適所に、他の利用者のことも考え、設置していくべきだと考えています。
転落の危険性のある場所には、黄色の警告ブロックをひく。
誘導ブロックは、1本の線として、景観に配慮して同系色のものにする。
新しい設置方法を考える時代だと思います。
位置情報や誘導は、音、風、匂い、光、など五感を使って示す方法を考えるべきです。
■カナダ バンクーバー モノレール (2007年 撮影)
ホームに黄色い警告ブロックが敷いてあります。日本の設置方法とは違い、ホームの端に敷かれています。
ちなみに街中、道路では点字ブロックは見ませんでした。

■アメリカ合衆国 (2008年 撮影)
シアトル市中心部の地下のバス停。ホームの端が大きな黄色い警告ブロックです。
郊外へと続く通勤列車のホームは、黄色ではありませんでした。警告ラインとして黄色い線が引いています。
サンフランシスコを走るBARTです。ホームの端に大きく黄色い警告ブロックです。
駅によっては、停車位置を明確にするため、ドアが来る位置を黒く塗っていました。良いアイデアだと思います。
サンフランシスコ市内の歩道では、2005年ごろから歩道のカーブカット部分に、警告ブロックが敷かれています。
交差点があることの印です。カーブカットは完全に段差がないため、歩道と横断歩道の境目が分かりにくいからです。
日本の点字ブロックとは違い、間隔が大きく、突起も小さいため、車いすへの振動は少ないのが特徴です。配慮しています。
■チリ サンチャゴ 地下鉄4号線 (2007年 撮影)
チリで初めて!?視覚に障害のある人への配慮がされています。
日本の点字ブロックは後付けの突起ですが、凹んだタイルとなっています。優れたデザインですね。
これなら突起につまづいたり、ガタガタしたりすることはありません。

誘導ブロックはエレベーターまで続いています。
注意喚起は、大きな突起の点字ブロックです。日本と同じですね。でも一面に敷いており、ちょっと広すぎかな?

■フィンランド ヘルシンキ バスターミナル (2006年 撮影)
街中で点字ブロックを見ることはありませんでしたが、1階がバスターミナルの新しいビルには、誘導ブロックがありました。
車いすや歩行者に、バリアにならない、シンプルなものです。

■フランス パリ市内の道路 & モンパルナス駅エレベーター (2007年 撮影)
パリ市内の道路。交差点への注意喚起ブロックです。景観に配慮しています。
道路の交差点は、全盲の人が主な対象となるので、ケバケバしい黄色ではなく、道路と同系色が良いと思います。
右は、モンパルナス駅のエレベーターです。改札まで、細い誘導ブロックがありました。珍しいです。

■ギリシャ アテネ (2007年 撮影)
アテネ五輪(パラリンピック)開催の影響で、点字ブロックが敷かれました。町中で見られるのは欧州では稀なこと。
この駅の点字ブロックは、突起が大きくないので、車いすへの振動は日本のものほど大きくありません。
誘導ブロックは細い線で、幅広い設置が特徴です。分岐点が点表示と、試行錯誤なようです。

アテナ市内では、点字ブロックがよく目につきました。日本以外でこんなに点字ブロックを見る都市は初めてです。

景観に配慮して大理石で作ったもの。観光地のアクロポリスに続く、住宅街の坂道です。
道の整備に併せて、ちょっと強引に作ったような気もします。ところどころ途切れます。

■インドネシア (2007年 撮影)
バリ島の歩道で大量の点字ブロックをみました。これら歩道は日本のODA(政府開発援助)で作られたものでしょう。
ご覧のように形だけの典型的な例ばかり。マンホールばかりで途切れ途切れ。そもそも路面状態がガタガタ最悪。
点字ブロックを作る前に、安全な歩道や経路を作るべきでしょう。きちんと作らない限りは予算の無駄使いです。
ちなみに、白杖や、車いすなど、障害のある人は町で一人もみていません。
右写真はジャカルタ中心部の歩道ですが、せっかくのカーブカットも、バイク進入防止の柵がじゃまで、車いすが通れません。
ここにも注意喚起の点字ブロックはあります。うーんなんのため? 無駄使い。他にすることがあるでしょう。
ジャカルタは歩くことを想定した町づくりではなく、歩行は非常に危ないです。暑いので誰も歩かないというのも理由です。

■インド (2008年 撮影)
電車のホームに点字ブロックもありました。警告と誘導の両方です。日本みたいにケバケバしくありません。
違うホームにも、警告ブロックがあり、凸凹しています。中央部はつるつるの石。 鉄道大国だけあって配慮があります。
もちろん、街中には、点字ブロックは一つもありません。 駅のホームでのみ、見ることができます。
■アイルランド (2007年 撮影)
ダブリン市内を走る、新しいLRTのホームです。点字ブロックがありました。誘導ではなく、警告ブロックです。
点がとても大きなのが特徴です。わかりやすくするため。景観に配慮して灰色です。
また、車両と路面の境目は白色に塗られて、注意喚起しています。

近郊列車は英国式なため、ホームが高く段差は少ないですが、少しだけホームと列車に段差があります。
点字ブロックが警告のため整備されていました。

ダブリン市内中心部の主要交差点のみ点字ブロックがありました。横断歩道の前の警告ブロックです。
車いすへの配慮のためか、突起が小さくなっています。電車のホームとは明らかに違う大きさです。
日本の点字ブロックはもっと突起が大きく、車いすではガタガタしますが、この点字ブロックは振動は少しです。

■オランダ (2007年 撮影)
アムステルダムの中心、ダム広場にあった点字ブロックです。
日本のように凸ではなく、凹んでいるのが特徴です。景観に配慮して周囲と同系色です。注意しないと気づきません。

アムステルダム中央駅と空港駅の配慮です。 ホームの注意喚起は白い丸や点線の視覚効果のみ。凸はありません。
空港駅にのみ誘導ブロックがありました。エレベーターへと続いています。突起は小さいです。ホームは広いです。
■スロバキア ブラチスラバ駅 (2008年 撮影)
ホームの注意喚起の警告ブロックが敷いてありました。誘導ブロックもあります。
少し複雑すぎる感じもしますが、工夫の跡が見られます。
■シンガポール メトロ (2008年 撮影)
メトロは完全にバリアフリーになりました。ホームの警告ブロックの敷き方はイギリス式です。
視覚効果の黄色いラインと、突起のある警告ブロックです。

■スペイン (2007年 撮影)
町にもよりますが、大都市の場合、歩道と車道の境目のスロープに警告ブロックが敷かれていることがありました。
あくまで警告ブロックであり、誘導ブロックはありません。右写真も手前が横断歩道になっています。
車道がある、横断歩道があるというために、点字ブロックが敷かれていました。

別の町の点字ブロック。やはり横断歩道の前だけ警告ブロックがあります。
車いすなどに配慮してか、突起が大きくありません。町によってデザインがバラバラです。それぞれの取り組み。
これまた違う町の警告ブロック。千差万別ですが、注意喚起という点では共通しています。ちなみに誘導ブロックはありません。

■デンマーク コペンハーゲン (2009年 撮影)
新しいメトロ(地下鉄)です。北欧型の誘導ブロック。しっかりと凸のある1本線です。
転落防止柵がある駅では、ドアの開く位置に点字ブロックが敷かれています。どちらも床材と同じ色にしています。


国鉄のホームです。色をわけています。日本と同じような点字ブロックもありました。

■ノルウェー オスロ (2010年 撮影)
オスロ中央駅には、一部に線状の誘導ブロックが敷かれています。
新しくできたオペラハウスにも、チケット売り場まで、線状の点字部ブロックが最短経路で敷かれています。
北欧でよくみられる、点字ブロックの形状ですが、主要施設でしか設置はありません。


■韓国 ソウル市内 (2010年 撮影)
日本を模範として、全く同じ整備をしています。一部、同系色にしたりなど工夫しています。
免罪符としての形だけの整備や、やっつけ仕事も多々見られます。それは日本も同じですね。

■中国 西安市内 (2010年 撮影)
日本を手本として、点字ブロックの設置が大通りを中心に進んでいます。市民がどこまで理解しているのかは不明です。
大きな道路、歩道ですので、日本の2倍、3倍の太さです。かなり大きな幅が特徴です。
歩行空間が広いので、歩きやすいですね。ただし横断歩道は少なく、自動車のマナーはとても悪いです。

■香港 地下鉄 (2010年 撮影)
警告と誘導を明確に分けています。
ホームドアが完備されているため警告ブロックは必要ありませんが、黄色い線で注意喚起しています。
誘導ブロックは景観配慮なのか、灰色になっています。
乗降部分、ドアの部分が点状になっているのが細かいですが、認識は難しいかもしれません。
点字ブロックうんぬんより、ホームドアが素晴らしいですね。安全確保が第一ですから。

■日本 様々な設置例 (2006年 撮影)
ビルの中、エレベーターから図書館まで、絨毯の上に、黄色い点字ブロックが設置されていました。
景観は悪く、車椅子もガタガタ。一般の人も足の裏はガタガタ。過剰な設置の典型例です。
この図書館の場合、エレベーターから壁伝いで簡単にアクセスが可能です。
全盲の当事者からよく聞くのは、海外では点字ブロックは皆無だが道に迷うことは少ないとのこと。
理由として、気軽に人に尋ねれる環境があるから。日本も助け合う土壌を、障害と関係なく作っていかなければなりません。

UDで有名な、福岡の地下鉄七隈線では、車いすと点字ブロックを極力、すれ違わないように配慮していました。
どうしても車いすが点字ブロックの上を通るところは、車いすが通れるように隙間が作られていました。
点字ブロック(誘導ブロック)と、車いすは利益が相反するのです。
兵庫県の福祉施設、しあわせの村は、白杖の人の利用者も多いのですが、温泉施設に通じる道に、
黄色い点字ブロックとは別に、銀色の細い誘導ブロックが整備されていました。直線で近い方が便利なのですから。
静岡県の施設「富士山こどもの国」です。貝殻で作った点字ブロックが素敵です。
車いすや台車が通りやすいようにスペースも作られていますが、そもそもの点字ブロックの必要性、重要性は疑問です。
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