2006年 ハートビル法により、パチンコ屋などの遊技場もバリアフリーが求められるようになりました。近年オープンされるパチンコ屋は超大型店舗ですので、厳しく適応されます。 通常、パチンコ屋の座席は床に固定されています。昔は固定ではなく移動する座席でしたのですが、掃除のしやすさ、通路の確保などのため近年ほとんどが固定に変わりました。すると車椅子のお客さんが打てなくなるという問題が発生しました。ハートビル法では、駐車場やトイレ、段差の解消が求められますが、流石に座席まで入り込むのは難しいのでしょう。 しかし、パチンコ屋さんによっては、座席を取り外してくれ、車椅子のまま打てるところがあります。新しいタイプの座席であれば、工具を何も使わず、前後に動かすだけで5秒ほどで取り外すことができ、非常に簡単です。道具の進歩がバリアフリーに結びつく好例です。普通の金属製固定座席の場合は、ペンチとバールが必要です。その場で簡単に外せることもあり、車いすのお客さんも面倒がらず、嫌な顔一つありません。有り難い話です。
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