■最も安価な交通手段 船の旅
首都ダッカから、東南部の中心地クルナへは、名物の汽船(ロケットスチーマー)を利用した。
バングラディシュは大河の河口デルタ地帯にある国。川が網の目のように流れている。
だからこそ道路が作りにくい。船が交通手段となり、発展が閉ざされている現状もある。
現在は、道路も整備され、船より、バスの方が早い。
夜に霧がかかると船は進めない。到着時間が読めない。早くて24時間。遅いとそれ以上。

事前に船乗り場「ショドルガット」に見学に行ったが、どこが切符売り場なのかわからない。
確実にここで買えるであろうが、一等席はオフィスで買うようだ。
混沌の中で買うのは大変なので、最初からホテルの人に購入を依頼した。
週に2便しかない(おそらく直行便は、乗り継ぎは無数にあるはず)とのこと、希望の次の日をゲット。
料金は、1010タカ(約2000円)なり。手配料は経費(リキシャ代など)150タカ(280円)。
二等席(あるのか?)、三等席の値段は、たぶん10分の1、100タカ(200円)ぐらいだと思う。
短い距離なら無料かもしれない。

船乗り場「ショドルガット」は、まさにカオス。
これぞバングラディシュ。人。人。人。うるさいといったらありゃしない。船にも人、人、人。

ベビータクシー(三輪)で、ショドルガットに行き、降りると、少年が寄ってきた。
チケットを見せると、車イスを押して案内していく。ありがたい。
どれが自分の船かもわからないから。放送も表示も何もない。周りに聞くしかないから。
一等席は2階にある。お願いして担いでもらうことにした。
狭い階段なので、もう一人そこらの人に声かけ抱きかかえ、車イスは別の人が担ぐ。
さすがにチップを欲しかったら助けてくれたのか、ただの親切かわからないが、11タカ(20円)あげた。
安すぎるって? 確かに。私のチップはいつも1ドル。後悔した。1ドルあげるべきだったと。
どうやら滞在して4日目、バングラディシュの物価に慣れきってしまったようだ。

午後7時。いよいよ出航。日が暮れてきます。旅情を誘う。
船が次から次へと入ってくる。小船もどんどん横つけされる。

部屋は二人部屋。同室には警察官(警視庁エリート?)だった。
田舎町に赴任するらしい。奥さんと子ども(生後3ヶ月)は、1ヵ月後に来るらしい。
携帯電話で、奥さんにラブコールしていた。とってもいい人。夜は私のイビキに悩まされたようだ。ごめんね。

夜中、霧で4時間ストップした。到着が遅れているようだ。
クルナまで、何度も何度も停泊する。その度に、乗り込む人、商売人、入り乱れ。

一等席の人は皆、ボリシャルというところで降りた。
医師の団体さんもボリシャルで降りた。旅仲間が減って寂しい。食事のときも寂しい。

村の様子は素敵です。
バングラディシュの田舎にぜひ、一度、滞在してみたい。道路が凸凹で大変だろうけど。

こちらもとある停泊場。川に浮島をつくっています。
皆が、船を待っています。4時間遅れですが、いつものことなんでしょう。

一等船室です。中央にテーブルがあります。もう誰もいなくなり寂しいです。テレビもあります。
笑ってしまったのが、夜中は、このスペースが船員の寝場所になること。
イスをテーブルの上にあげ、6人ほどが寝転がっていました。
夜中トイレに行くのに踏みそうになった。食堂と船員のベッドが兼ねられている。うーんすごい。

食事は上手いです。一等なので高いかとビビッテいたが、街中のレストランより安い。
コーラは12タカ(22円)。朝食は24タカ(46円)で、焼きたてのパン(ナン)とオムレツ。
昼食は、卵、ポテト、チキンのカレー3種。80タカ(150円)です。
二等船室に行けば、各停留場で、売り子が乗り込んでくるので、いくらでも飯や水は買えます。
段差があるので、車イスでは二等に行けないのが残念でした。まあしょうがない。
だからずっと部屋で寝ていました。なにせ30時間かかったのだから。。。

バングラディシュはイスラム。お祈りはかかせません。 今日も、幸せでありますように。
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