9月の最終日曜日。ダウンタウンで、面白い祭りがあると聞いた。
サド、マゾ、皮フェチ、変な出店ばかり、新聞には「大人用」との注釈。
思わず調べて出陣となった。
サンフランシスコのダウンタウンには、日曜日の暖かい雰囲気があった。
おばちゃんが鳩に餌付けをしている。議事堂前では市場も開かれていた。なんてのどかなんだろう。
しかし、ここから歩いて10分。同じ時間、同じ街に異次元の世界があった。
■普通の格好が恥ずかしい
目的地の フォルソム・ストリートに、到着。
祭りは、7th〜12nd の間。 50m幅の道を、約1km 封鎖して行われている。
今回が19回目と歴史は古い。 入場料3ドル払って、中へ。
ストリートの両端にステージが設置され、ライブ演奏。
ちょうど入ったときは、ドラッグクィーンのロックバンド。衣装も、踊りも、歌もイカしている。映画のよう。
ノリのよさに、米国にいるんだと改めて実感。感動しちゃいました。
しかし、ステージだけじゃない。
周りの人も、バンドの兄ちゃん、お姉ちゃんに負けていない。なんなんだこの祭りは。
映画「オースチン・パワーズ ゴールド・デラックス」に出てくる、黄金のオランダ人みたいな人。
強烈なTバック。前からの写真はとてもじゃないけど、お見せできません。輝いていました。
裸ばっかりじゃないか。それも男の。大半がゲイの人々。カップルや仲間達で来ている。
みんな皮の衣装でバッチリ決めていたり、思わず出していたり。 すごい祭りに来てしまった。
もちろん男女のカップルも多数。このカップルは首輪しておりますね。ひぇー。愛の証なんでしょうか?
首輪カップルは他にもうだるほど大勢。おいおい何してるんですか。とっても楽しそうです。
女性が男性に、男性が男性に、女性が女性に関係なく首輪。性差がないのがサンフランシスコ。
関係者の集まり? どうも知り合いのよう。 道路の中央は、変わった店の出店が延々と並ぶ。
コスプレグッズ、SMグッズ、大人のおもちゃ、ゲイビデオ、SMクラブ紹介、鞭ショップ、ゲイクラブ、
性問題提言、差別撤廃、普通の飲食店、ビール、ハードリカー、実演所、衣装、雑貨。
赤いコートの女王様はアジア系です。日本人かなとも思いましたが、話しかけられませんでした。
となりの背の高い人は、プロポーションもよくとてもキレイでした。
女性だと確信していたら、専門家に聞くと、どうやら性転換したら男性(MTF)らしいです。
ここでは本当にわかりません。女性から男性に性転換(FTM)した人も多いです。
余った下腹の皮を利用して興奮した時に血液が届くようモノも作ったり、胸もとっていますから。
とにかく圧倒されました。ボンテージで決めたり、裸な方が当たり前で、普通の格好の方が恥ずかしい。
私も少しでもなじもうと、上半身裸になることにした。暑いしね。
■実演ショー
店の中には、実演して商品の効果を説明するところが多数あります。あちらこちらで喘ぎ声がする。
また、パフォーマンスをして、グループ名をアピールするところがあり、面白いです。
というか、いろいろな性の嗜好性を持つ人々の実態を肌で感じることができます。
看護婦のコスプレは、かなり一般的なようです。それで虐められると感じるのでしょう。
このぶたれている人は、自ら志願してぶたれに行ってました。
もうお尻がまっ赤っ赤ですが悦に入っておりました。「あんたやる?」と指名されることもあります。
今度は、吊り下げられる女性です。全裸です。
日曜の真昼間。路上での祭り。なんなんでしょうか、このお祭りは。
前に出て見ていると、隣で鞭を持ってショーをやっていた黒人ゲイ男性が、私に「君もやれ!」と指名。
仕方なく、男の人の尻を鞭で叩くことに。 その後、その黒人男性が抱きつき「やったなー」と抱擁。
彼の汗が私の頬にべったりでした。
男性6名の、このグループは面白かったです。
リーダーがアジア系のめちゃ男前。カリスマでしょう。映画スターみたいな風格とルックスです。
もう完全に感覚が麻痺してきます。
何が正常で、異常なのか。そんなの感じません。ここにはいろんな人が集まっています。
性で悩む人が参加すれば、自分はちっぽけなことで悩んでいたと、彼らの前では思うはず。
興奮のあまりか、路上で性行為をしている人もいます。
これはルール違反でしょう。性のマイノリティだからって、やっていいことと悪いことはあります。
また、ゲイでボンテージに走る人が多いようです。
抑圧された性が解放されたときに過激になるのは仕方のないことですが、そうでない人も多くいます。
■トランス・ミュージック
まだまだ、祭りは続きます。
テクノ音楽の進化系、きれいなメロディのダンス音楽「トランス」の路上ディスコがありました。
折の中で踊る人が、クレーンで吊り下げされ、場を異様に盛り上げています。
スピーカーの前に立つと、大音量で心臓がバクバクします。ここでも裸ばっかりでした。
困ったおじさんもいます。
彼もノリノリで、もう止まらなくなっています。
男性だけじゃなく、女性ももちろんいます。
男性ヌード写真ばかりだったので、女性のヌード写真も掲載いたしましょう。
彼らは非常に楽しく踊っていました。
こちらは、魅せる人たち。
息のあった二人が、音楽に合わせて旗を振り回しています。映画「プリシラ」を彷彿させました。
3ドルで、こんなに楽しめるなんて。
夜の街に繰り出せば、いくらかかるんでしょうか。本当、いろんなものが見れます。
■バリアフリー
ちょっと、きーじーの視点。
祭りには、車イスの人も多数参加。20台は見たかな。
ボンデージでばっちり決めている人も多数。リンリンと鈴を鳴らして人をかき分け進む女性も。
耳の聞こえない人達も多数参加。障害を持つ人も関係なく参加者がいるあたり、さすが米国です。
簡易設置公衆トイレには。きっちりアクセシブルな車イス用もあります。
前の晩に飲みすぎたせいか、裸になっちゃって冷えたのか、トイレがきっちりあって余裕のセーフ。
トイレの中も揺れてました。
トランスミュージックの大音量がトイレを揺らすのです。すごい。すごすぎる。
ということで、お腹満腹。サンフランシスコは、6月末のゲイパレードが非常に有名ですが、
フォルソムは、演者と観客が分かれず観客が参加する祭りなので、もっと刺激的だと思います。
※公式サイト フォルソム・ストリート・フェア
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