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タクシーブルースに揺られて (6)

 
2006/08

首都アンタナリボ / マダガスカル


首都だけは都会

マレー系、アフリカ系、南インド系住民が混ぜこぜに住むマダガスカル。
海岸部には、くるくる巻毛のアフリカ系が住んでいるが、涼しい気候の内陸高原地帯は人種が変わる。
経済の中心はマレー系や南インド系住民が多い内陸部の都市である。
首都タナ(アンタナリボの略称)も高原地帯にあるため、坂がとても多い。車イスでの観光は大変だった。

ホテルの周辺を散策していると、消防署をみつけた。
消防車がたくさん置いてあり、中に入りきれず、道路にもはみ出て駐車されていた。
よく見てみると、その消防車の多くが、日本からの寄付であった。 税金がこんなところに使われている!

日本が援助している(私の税金も微少であるが使われている)のだからと、堂々と署内を見学した。
とがめられることもなく歓迎ムード。ちょっと署内を見学。きびきびとした動きで訓練していました。

  

ところで、疑問が一つある。立派な消防車はそろっているが、実際の出動機会は多いのだろうか?
マダガスカルの道は非常に狭い。渋滞も多い。大きな消防車が通ることのできる道は限られている。
無用の長物とならずに、ぜひ活用、活躍して欲しいですね。 


ラグビー観戦

青年海外協力隊でコロンビアに派遣されているカオリちゃんの同期、マダガスカルに派遣されている
友達を紹介してもらい、メールで連絡を取り合い、無事にタナで会うことができた。

彼はラグビー指導で派遣されていた。青年チームへの指導がメインであるが、
自分自身もクラブチームに属し、プレーヤーとしても活躍していた。
練習があるので見学させてもらった。一緒に朝ごはんを食べて、いざ出陣。
ちなみに、マダガスカルで最も人気のあるスポーツはラグビー。フランスの影響。もちろんサッカーも盛ん。

  

練習場所は河川敷にある市民グランド。なかなか良いグランドです。
ラグビーチームの練習後には、女子サッカーチームが練習する予定で待っていました(右下写真)。

  

マダガスカルのラグビー事情を隊員に聞いてみた。
国内に幾つかチームがあり、リーグもある。選手はセミプロ。少ないながらも給料が支払われている
ラグビーだけでは生活はできないので、他にも仕事を持っている。

  

練習はアップはキッチリするが、実践ばかり。常に試合形式の練習
体力強化はするが、ポジションに分かれて練習とか、基礎の反復練習などは行わない。
ハンドリングスキルは高い。密集の激しさはイマイチ。ラックやモールが組めない。キックするのは珍しい。
戦術はなく、個人の身体能力だけに依存している。いわゆる草ラグビー。

反則がとても多いのも特徴。ルールがあいまい。レフェリーがあまりアドバンテージをとらない。
楽しむことを前提としているためか、縦に弱く、流れてしまうプレーが多い。
キッチリ人に当たらないフランス流のラグビー。それでも実践練習をすることで皆、体力は抜群とのこと。

練習風景を近所の子ども達も楽しくみていました。
ジュースやアイスクリームを売る子どももいます。ほのぼのとした風景です。


チンバサザ公園

タナ観光の定番。市内にあり、タクシーですぐ近く。マダガスカルの動物が見れる公園。
静かで落ちつけるので、散歩に最適です。外国人の入場料は、10,000アリアリ(550円)なり。
園内は坂や段差もありますが、誰かに手伝ってもらえれば車イスでも十分に見学できます。

園内には、猿がいっぱいいます。檻の中ですが、手軽に見ることができます。
どれも小さくてかわいいです。

 

左下の猿は、檻の中でストレスがあるのか、自分自身の糞を食べていました。
日本の動物園でもよく見る光景ですが、哀しくなりますね。やはり自然がいいのでしょう。
ワオキツネザル(右下)が、いました。シファカも見ることができました。

 

園内には博物館もあり、基調な化石や標本も見ることができます。
幼稚園の歌で有名な「アイアイ」の標本がありました。夜行性のグロテスクな猿です。
現地人にとっては不気味で、不吉な動物とされていました。日本での歌のイメージとは正反対です。


首都タナは、マダガスカル唯一の都市といえます。
タナでは新聞を読んでいる人をたくさん見ますが、タナ以外では新聞すら見ていません。
テレビ局もタナには8つ(チャンネル)あるそうですが、地方にはあって1つだけ、それもしょぼいチャンネル。
首都と地方、とてつもない格差を感じました。

タナは都市であるため、観光の魅力はちょっと欠けています。都市は世界どこでも同じ。
素朴な地方部がマダガスカル観光には良いでしょう。
電気・ガス・水道がない、人間本来?のシンプルライフを体験することができるでしょう。


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