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もう一つの日本へ(2)

2003/07  -  08

ブエノスアイレス タンゴの夜 / アルゼンチン


美しい町並み

アルゼンチンの首都ブエノスアイレス。名作アニメ「母を訪ねて三千里」の舞台になったように、イタリア系移民が多い。

イタリアの町並みというか、ラテン欧州の町並みがそのまま作られており、とてもきれい。白人国家だし、食べ物もイタリアに近いし、ここはどこなんだ? という感じがする。

ピンク色の洒落た大統領府の前で、アドビットと待ち合わせ。無事に再会を祝す。彼とは、ウルグアイの空港で出会い、一緒のホテルに泊まった。アフリカのザンビア育ちで、カナダ国籍、ユネスコで働き、ブラジルの首都ブラジリアへ赴任予定。ユネスコの仕事は、本部のパリに年に数回いけるので、とってもいいとのこと。世界中まわれるし。アドビットと、ランチを食べて、旧市街を散歩。ボカ・ジュニアーズのスタジアムを見学して、カラフルな町カミニートへ。もう夕方になってしまった。

 

アルゼンチンは、ご飯がとっても美味しい。イタリア系移民の影響でしょう。サンドウィッチ、お肉料理、デザート、コーヒー、ほっぺたが落ちます。

ダウンタウンの繁華街では、タンゴの大道芸人がちらほら。セクシーな踊りを披露してくれます。官能的でセクシー。ここはブエノスアイレス。南米一の都会でしょう。文化の香り、美味しい食事、飽きることありません。

アルゼンチンは深刻な経済不況の真っ只中。通貨のペソは、1年前と比べ、半分に急落。 その昔、固定相場をとっており、米ドルも強さを発揮できず、貧乏旅行者は物価の高さでアルゼンチンを敬遠したり、早足になってたというが、その半分で旅行できたので、私にはラッキー。

経済が非常に不安定なので、賃金未払いや、外国への移住など、国がもめている。上の写真は、デモの様子です。あちこちでデモが頻発しているようです。


官能的!

夜は、アドビットと一緒にタンゴショーへ。一人で行くのはとても寂しいけど、こうやって仲間がいると楽しいね。現地で旅仲間がみつかると、とっても幸せ。その旅仲間の趣味が一致するとは最高なり。

ブエノスアイレスに数あるタンゴショーの中から、一つを選んで、電話予約。ショーの開演前に、向えのレストランで美味しい食事。雰囲気抜群です。

座席は、店が入り口近くの最前列を開けといてくれたので、そこに座った。踊り子さんが、目の前です。すげー格好いい。

音楽も心地がいい、生演奏。ダブルベースに、アコーディオン、ピアノ、どこか哀愁がただよっています。

ダンスの合間に、歌謡ショー。踊り子さんのお色直しの時間ともいえます。パンチのある歌声が素敵です。女性歌手も登場し、まさに豪華いたれりつくせり。

男性は皆オールバック、女性もきりり。見ているだけで、うっとりセクシーになります。夫婦でみると燃え上がるかな?

くるくる回る。回る。タップの音も響き渡る。色んな踊りがあって、見せ場は盛りだくさん。舞台に引き込まれます。退屈しない。

タンゴショーは、プロです。ホンモノです。アドビットも私も、正直あまり期待していなかったのですが、二人とも目を丸くして、ショーに釘付け。ブエノスアイレス観光の目玉、見逃すことは出来ませんね! 次回は、愛しい女性と一緒に、官能的なブエノスアイレスのタンゴショーを鑑賞したいものです。


コロン劇場

ちょうど、ブエノスアイレスに着いた日。オペラがやっているかなと劇場を訪問すると、その夜のチケットが売っていた。券売員に車イス席があるかと尋ねると、2階のバルコニー席がいいといわれた。スペイン語がよくわからず、70ペソ(3500円)と思ってたチケットは、おつりが返却されないので、じっとまったけど、100ペソ(5000円)だった。高いなあと思って買いなおそうと思ったけど、良い席っぽいので納得することにした。

アルゼンチンは、欧州からの移民の国。白人ばかりの国。アニメ「母を訪ねて三千里」に代表されるように、イタリア系移民がとても多い。文化や食事も、イタリアやスペイン、ラテン系欧州の香りが漂う。20世紀初頭。アルゼンチンは欧州の食料庫として、農業を中心に栄えた。そのときに建てられたオペラ座 コロン劇場は、ミラノのスカラ座、パリのオペラ座と並んで、世界三大オペラ劇場ともいわれる。

不思議なことに、チケットには、公演日、時間、座席番号が書かれていなかった。演目と、バルコニー席何番とだけの非常に簡素なチケット。本物か疑ってしまいそう。8時開演と聞いていたのも間違いで、8時30分に開演だった。ブエノスアイレスに着いたばかりで忙しい初日だったのに、慌てて劇場にきたというのに、まだ誰も入場していなく、時間を勘違いしたのだとわかった次第。

座席は、2階バルコニー席の舞台から2つ目の場所。今まで見たオペラでダントツに一番良い座席だ。お金をだした甲斐あり。老夫婦、30歳前後のタンゴダンサーカップルと相席しての観劇。

演目は、ワーグナーの "El Holandes errante" さまよえるオランダ人。一幕しかなく、それが長かった。幕間の雰囲気を楽しみかったのに残念。コロン劇場は歴史が感じられ、非常に素晴らしかった。天井も高く美しい。出演者の質は高く、オペラ文化があり、人材が豊富だと驚いたが、お金がないので、舞台セットや衣装が、とてもみずほらしかった。人的リソースに頼ったオペラになっていた。平日の夜とはいえ、劇場は満員で、素晴らしい雰囲気。オペラを堪能できた。

バリアフリーだが、パンフレットに車イス席の言及(エレベーターがあること)がある。しかし、劇場の入口には段差があった。車イスで入れる段差のない扉は壊れていた。トイレも車イス用があったが、内開き扉で、車イスが入ると扉が閉まらなかった。とりあえず作ったというところ。それでもオペラ観戦できたので幸せ。


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