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リベンジ 南太平洋 (3)

2019/07

ブルーラグーン / バヌアツ


不運と幸運

不運と幸運。トンガから、フィジー経由でバヌアツへ。フィジーからバヌアツへのフライトが3時間の遅延。バヌアツへの飛行機をビジネスクラスにアップグレード(6800円と格安で入札)していたのは正解! 7時間の待ち時間が10時間と更に長くなったが、快適なラウンジにいれば極楽。お酒、食事、スイーツ、インターネット、ソファーベッドでも寝れた。

ラウンジに置いていたフィジーの新聞。ラグビーW杯を2か月後に控え、ラグビーばかり。ちょうど釜石で、日本対フィジー戦が行われる前日だった。日本はその試合に快勝。ラグビー日本代表は本当に強くなったものです。

ナンディ空港ラウンジのトイレ。きちんと車いす対応もありました。綺麗ですね。

結局、乗換7時間+遅延3時間。仮眠もできる快適なラウンジに10時間いた。バヌアツではレンタカーを予約していたがキャンセルした。夜に到着で初めての国を運転したくない。それに泊まるホテルも決めてないし。。。

遅延もあったけど飛行機は無事にバヌアツ到着。人口28万人。色んな島に散らばって生活。首都はサモア、トンガよりずっと小さい。バヌアツ空港 昇降機あり。でもアイルチェア(機内用車いす)は大きい。

空港から市内、タクシー2000バヌアツドル(2000円)は高いけど、ホテル探してもらう条件付きで交渉成立。安いモーテルは階段が多い。市内から離れると少しはあるだろうが。市内中心部のよさそうなホテルはいずれも満室だった。中国人経営の金港飯店にした。9400バヌアツドル。ビジネスマン用のホテルですね。プールもなし。中華料理あるし。


観光名所 ブルーラグーン

空港からホテルへのタクシー。翌日の午前中も契約して貸切ることに。ちょっと高いけど、7000バヌアツドル(7000円)。本当は、5000-6000バヌアツドルが希望だったが、前日にホテル探しに協力してくれたから、そのお礼もこめて。他を探すのは面倒だし。また、現地で手助けしてもらうから。ブルーラグーンでも押してもらったり、助けてもらった。誰かいるのといないのは全然違う。

さて、貸切タクシーで、神秘的エメラルド色の潟「ブルーラグーン」へ行く。首都から45分ぐらい。入場料1000バヌアツ(1000円)。クルーズ船が来ていて、その乗客200-300人は来るだろうか、ぼろ儲けしていた。お金払って入るので、きれいには管理されている。ゴミなし。

透き通る水、汽水で塩辛くない。火山の岩場で砂が少ない。深いところもある。魚も沢山いる。運転手にも手伝ってもらいながら池(海)に飛び込む。クルーズ船が寄港。観光客が多く、水から上がるのに助けを求めるのも容易だった。

海の中(潟)に入るか、かなり悩んだが、思い切って入ることに。階段を降りるのはできる。水中から上がるのに手助けが必要も、観光客が多いから、なんとかなるだろうと。

最後は力持ちの大男二人組(下写真)に担いでもらって車いすへと戻る。ありがとうございます!

ブルラグーンに行く途中に、海亀ビーチ、滝の公園もあるので、そちらも立ち寄れたらよかったけど、欲張りかな。車いす一人旅だから仕方ないが、南の島にきてリゾートっぽいのは、この日だけ。トンガで鯨と泳げなかったけど、リベンジ達成。


首都ポートビラ

驚くほど小さい。店も全然ない。サモアの首都アピア、トンガの首都ヌクアロファと比較しても何もない。いわゆる現地人の生活はシンプル。そちらをレンタカーで見に行くのが楽しいかも。スーパーやホテル、観光アクティビティの価格は日本(豪州)と同じ

ポートビラ。坂の多い町。平地が少ない。高台にホテルがあることも多い。市民の足は、ハイエースの乗り合いバス。ルート上で自由に乗り降り。これなら私も乗れそう。アップダウンが激しいので車いすで歩くには大変すぎる。

バヌアツは地域でいうと、メラネシア。サモア・トンガのポリネシアとは微妙に姿形が違う。より髪がチリチリ。肌がより褐色。鼻が大きい。体はポリネシアンより小さい。島によって人種や文化など微妙に変わってくる。ちなみに、フィジーはインド系が半数(英国が労働力として連れてきた)いる。

バヌアツの人々は、パプアニューギニアとか、ソロモンとかと外見が一緒。より頭がチリチリ。肌がより褐色。鼻が大きい。体はポリネシアンより小さい。日本人と変わらない。女性でふっくらした人は多い。南太平洋といえど、島によって人種や文化など微妙に変わってくる。

バヌアツは意外にも観光化されていた。オーストラリアからの観光客が多い。日本でいうグアムとかそんな感じ。バヌアツの観光地では、豪ドルがそのまま使えたりするが、豪州基準なので物価は高い。ただし近年は中国資本による投資、土地買収が目立つのは万国共通。

首都の海沿いだけは整備され、観光アクティビティが多数。面白うそうだったのは、大型水上バイクでの湾巡り。途中でシュノーケリングがあるコースもあり。ただ豪州基準なので値段が高い。6000円とか、1万円とか。誰かと来ていたら、楽しそうだったので、やってたかも。何にせよ、遊ぼうと思うと、お金かかります。

海岸沿いの観光エリア。車いすトイレもありました。でもここだけ。

ランチとビール。南国っぽく。

スーパーで面白いものを見ました。土曜11時30分から、月曜7時30分まで、アルコールの販売が禁止で、チェーンがかけられています。週末だけアルコール販売禁止(レストランでは飲める)とは、珍しい規則です。

スーパーで見たサバ缶。トマト味。西アフリカでも売れています。ツナ缶(キハダマグロ)もありました。産地ですしね。流石に魚の缶詰の値段は安かったです。

バヌアツは思ったよりもずっと観光開発が進んでいました。でも小さい空港、小さい島、限られた土地。ホテルが圧倒的に少ない。クルーズ船が寄港して、現地ツアーばかりしている。もはやクルーズ船の旅行は大衆化、低価格化しており、イナゴの大群のように街を襲う。といっても、宿泊、夕食、娯楽、大きな買物をするわけではないので、大きくお金は落ちない。大型バスのないのは良いところ。ハイエースが何台も港を往復していた。

中国の援助で、新しい空港など完成すると、一気に観光化が進みそうで怖い。自然と原始文化が残る土地。持続可能な観光になると良いけど、オーバーツーリズム(観光客増による地元被害)が心配。 旅行者のほとんどが豪州から。家族連れも多い。 豪州ドルがそのまま使えたりする。気軽にいけるリゾート島みたいになっていた。豪州基準なので物価は高い。ビジネスマンは中国人、アジア系豪州人が多かったです。
 


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