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シルクロード(3)

2005/05

アルマティ / カザフスタン


世界で最も景気のいい街の一つ

中央アジアのカザフスタン共和国。草原と砂漠地帯に非常に広大な国土を誇る。第一の都市はアルマティだが、1997年に遷都され、現在の首都はアスタナ。

ウズベキスタンから、アルマティへ入国して驚いた。世界中の自動車が走っているからだ。ウズベキスタンでは、旧ソ連製の自動車ラダのポンコツばかり走っていたのだが、メルセデス、アウディ、トヨタ、ホンダ、日産、ワーゲン、オペル、ヒュンダイ、GM、シボレー、プジョー、新車のオンパレード。最新型のSUVもたくさん走っている。

世界中の飲食店も集まっていた。世界中のブランドも出店が開始されていた。物価も安くない。歩いている人も、様々な人種。ここでは肌の色や容姿は何も問題にならない。もともとカザフ人、トルコ系、ペルシャ系、モンゴル系、ロシア系が、ごちゃまぜの計画都市。

なんで世界中の人が集まり、高級車がバンバン走っているのか? 勝手に推測した。カザフスタンはサウジアラビアに次ぐ埋蔵量といわれる油田を持っているからである。アルミニウムの精製も有名で、鉱物資源が豊富で、まだ未開拓な土地もあり、魅力満点。世界中から一攫千金、オイルマネーを狙って、人が集まっていた。街中には、カジノも多数あり、マフィア風情のこわもての人も多くいた。

街中の建物は旧共産国の名残がいっぱい。面白い形のアパートです。

通りでは、チェスを楽しむ人がいました。ほほえましい光景です。

キルギスからウズベキスタンの航空券を買おうとした(買えなかった)旅行代理店の女性です。タイプなので写真を撮らしてもらいました。カザフ人は日本人と見分けがつかないくらいそっくりです。髪の毛を染めているあたりと、堂々とした風貌は、ロシアの匂いが漂います。アルマティでは、日本人かと尋ねられることはありません。世界有数の多国籍都市でした。


キルギスへ

残念ながら、カザフスタンは観光するところがあまりない。経済都市であるアルマティに滞在しても面白くないので、1泊しただけですぐ隣国へ移動した。キルギスの首都ビシュケクまでは、バスで移動することにした。

バス乗場には、でっかい無機質な旧バスターミナルがあるが、今は利用されていない。共産主義時代は、移動も厳しかったのか、その思い出がいやなのか、ただ単にバスターミナルを利用しなくても、乗車するときに支払えばいいのか、駐車場にバスが並ぶ。キリル文字を解読しながら目的地へのバスを探す。ロシア語が話せないので大変だった。。。

世界中どこでも、バス乗場は大衆食堂がある。シャシーク(シシカバブ)は、肉が大好きなカザフ人にあわせて巨大。料理は、ウズベキスタンの方がずっとスパイスが効いて、作りたてで、美味しいと感じてしまう。

ようやく11時48分に、乗り合いバスに乗れた。小雨が降っており、探すのにも苦労した。満席寸前の乗り合いバスが先にあったが、車イスである私は後ろに乗りにくいので、次のバスに。12時23分に前のバスが出発。バスは助手席から全員が入る、ドアが少ない変な形。床を少しはって座席に座り、待つこと1時間20分。13時20分にようやく満席になり出発した。

キルギスの首都ビシュケクへは、出国入国審査も含めて約5時間の旅だった。途中工事中の悪路があったが便利なバス。料金は700テンゲ(5.5ドル)だった。


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