■ジャイプール
アグラで妻と別れ、妻は3日間デリーにて一人旅に挑戦した後、帰国する。
新婚旅行は終了。これから2週間はインド一人旅を開始。自分らしく移動スピードを上げることにする。
荒涼とした大地の景色が好きなので、ラージャスターン州を目指し、それから一気に南下することに。
早朝の列車で、アグラよりジャイプール入りした。
コルカタ発の列車だったため、途中で大幅に遅れたので、列車を待つ気持ちは穏やかでなかった。
アグラ−ジャイプール移動は、始発電車がないので、バス移動が便利だろう。時間が計算できるから。

さて、ラージャスターン州都であるジャイプールは大都会。インド経済発展を感じることができる。
ピンクシティ(マハラジャが街をピンク色に統一した)ともいわれ、インド人にとっても一大観光都市。
デリー、アグラ、ジャイプールが、インド観光ゴールデントライアングルと呼ばれる。
ジャイプールの旧市街は長い城壁に囲まれている。その中心に、風の宮殿(上部写真)がある。
ジャイプールのシンボルですがイマイチ。色はピンクというよりオレンジです。
旧市街の城壁や町並みが統一されていて、オレンジ色で美しいです。ピンクじゃないですよー。

風の宮殿から、マハラジャ(その地方の王様)が今も暮らしているシティパレスへ。
門の装飾が素晴らしい。中央アジア、シルクロードのイスラムの優れたデザインを輸入したらしい。

シティパレスの中は観光客であふれかえっていた。
とても大きく豪華で一見の価値ありですが、入場料180ルピー(500円)は高い!
格好つけた衛兵が写真撮影をしてくれるサービスが人気です。

シティパレスの内部には、スロープがいくつか設置されていました。
この部屋に入るところも段差解消。それも自然に。配慮されていることも感じない素晴らしいもの。
階段で入れないところもありましたが、少なくとも車イス観光客への配慮がされているのに驚き。
インドは大国です。バリアフリーの意識もあります。

シティパレスの隣にあるのは、ジャンタルマンタル(天文台)です。
ジャイプールの街を作ったマハラジャは、天文学の造詣が深く、インド各地に天文台を建設。
ジャイプールの天文台がインドで一番大きいそうです。1728年の建設。
ウズベキスタンのサマルカンドにある、ウルグベグ天文台などを参考にしたそうな。
中世において、イスラム圏は文化学問など進んでいたのですね。
でも、あまり楽しくありません。時間がなければパスしてもよし。
単なる公園といった感じ。観測機も遊具みたい。観光客も適当にぶらぶらしていました。
後ろにシティパレスと、丘の上に城壁が見える、景色は綺麗ですね。

天文台の入場券売場のそばで、へび使いを発見。漫画でみた世界。笛でへびを操っています。
じっくり見たり、写真を撮ったのがばれるとチップを要求されるので、こそっと撮影。
でも、敵も鋭い。目があってしまった。チップを払いたくないので、ささっと退散です。ゴメン!

暑いインド。路上でアイスクリームが売っていました。
ローカル観光客に大人気だったので、一つ買って、食べてみました。
めちゃうまい! チャイによく入っているカルダモンの香りがします。 チャイの味アイス。
溶けないように大きな瓶に保存されており、昔ながらの製法、売り方も最高。
値段もインド物価なので、5ルピー(13円)。 至福の時が味わえます。

風の宮殿、シティパレス、天文台は、しょうもないですが、アンベール城は最高です!
旧市街から、城までオートリキシャで100ルピー(270円)でした。 途中に湖にうかぶ宮殿もあります。
道路からアンベール城へは坂。 外国人観光客の多くは名物「象のタクシー」を利用します。
城に行くのは風情がありますね。私は一人だったこともあり、坂道は上れないし、象は高いし、
城の内部の観光はパス。なんでも王女さまが足が悪く、城の内部にスロープが多く作られているらしい。
いつか誰かと再訪し、象にのって、城の中を見学したいものです。またの機会に。
■世界一!?の映画館
一人旅のとき、夜は暇なので、現地でよく映画を見る。
ジャイプールでも映画館を探していると、人で賑わっているところがあった。
切符を買って入るとビックリ! とっても豪華で雰囲気満点で、素敵なんです。
少なくとも私が訪れたことのある映画館の中では、世界一です!

マハラジャ風の内装に、シャンデリア。
バルコニーと呼ばれる2階席の方が値段が高い(インドではスクリーンから遠いほど良い席)ので、
そちらに続く道も豪華。しかもスロープで、バリアフリーじゃないか!

売店も先進的。ポップコーン、ハンバーガー、ネスカフェコーヒーなどが売っている。
もちろん普通にサモサも売っているが、ここでは米国のシネコン風。

客席はほぼ満席。安い席であってもインドでは基本的に全席指定。
驚いたのが、男女で座席エリアを分けていること。痴漢が多いからでしょうか?
仲間同士や家族連れ、カップルがおめかしをして、まさしく娯楽として見にきていますが、
結構一人で見に来ている人も多かったです。
映画の内容は、ボリウッド(ボンベイとハリウッドを合わせた造語)制作の、いまどきトレンディ映画。
消費社会をあおり、セレブが登場し、米国的生活で、憧れの大都会を幻想させる内容でした。
日本人の私には、いわゆるインド映画(最近では主に南インドで制作)のマサラムービー
の方が、音楽、格闘、恋愛、ダンス、ごちゃまぜが面白いです。
■ジョドプール
ジャイプールから夜行バスで、タール砂漠への入口「青い街」ジョドプールへ。
長さ10キロの城壁に囲まれた旧市街を見下ろすように、メラヘンガール砦(フォート)がある。

市内から、オートリキシャで砦へ。50ルピー(130円)なり。ぐるっと街をまわって上っていく。
歩いていくことも十分可能だが、かなりの坂道と階段。もちろん車イスではNG。

入口の坂道を押してもらって中へ。
砦から見る旧市街の町並みはとても美しい。家々の壁がきれいに青色に統一されている。

観光客は、エレベーターに乗って一気に最上階まで上がり、砦の中を観光しながら降りてくる。
昔からエレベーターらしきもの(荷物を運ぶリフト)が設置されていたのだろう。
嬉しいことにスロープがあり(当時は荷物を台車で押すため?)、車イスでもアクセス可能!!!
そして優先的に、エレベーターにも乗ることができます。

歴史を感じるエレベーターで、砦の最上階へ。
過去は、大砲とかも運んだのだろうか? 立派なエレベーターでした。

街の周囲を、まさしく一望できる素晴らしい眺め。
遠くには、今でもマハラジャが住む「ウメイド・バワン宮殿」が見える。
空に浮かんでいる砦です。脅威です。周囲を圧倒する強烈なパワーを感じます。

砦の内部は階段なので見ることはできませんが(だから入場料250ルピーは払っていない)、
素晴らしい景色と歴史を、車イスでも満喫できます。めちゃくちゃ感動しました! 最高です!

旧市街の時計塔に下りてきました。街から見える砦は迫力あります。
まさに難攻不落。見逃すことのできない都市ですね。 超オススメです!
◆12/26(月) アグラ → デリー 妻の日記
旦那と別れた後、乗ったリキシャの運転手が最悪。
初め15ルピー(40円)と言ってたのに、途中で態度豹変。50ルピーと言い出す。
走らないし、しつこく、まだ暗くて怖いから、とりあえず40ルピーで手をうつ。
途中ずっと足の傷を見せ「困ってるんだ、バクシーシ、バクシーシ」と連呼。無視する。
駅につき、40ルピー支払うと不満気。駅で人も多いので、ちょっと強気に
「いつも20ルピーなのに40ルピー払ってやっているのに、これ以上言ったら、警察に行く」
と言ったら大人しくなった。ふぅ。
始発のため、電車は定刻どおり出発。地元の帰省客で混みあう。
すきま風たっぷりの寒い車内で凍えそうになる。
ニジャムディン駅に1時間遅れで到着。声をかけてきたリキシャがアホみたいにふっかけてきた。
ニューデリーまで40ルピーと聞いていたのに(地元の人は25ルピーらしいが)250ルピーだって。
アグラからデリーの電車が71ルピーだというのに。
少し歩いてからリキシャをつかまえ、50ルピーで乗った。
リキシャを降りて、すかさず声をかけられた兄ちゃんに紹介された宿にチェックイン。
その兄ちゃんに、すかさずお茶に誘われるが断る。
昼寝をして、とりあえず周囲を散策。
デリーは首都なので少しはキレイかと期待してきたけど、そうでもなかった・・・
しかし、ここでもインド人のナンパはうっとおしい。1人で歩く外国人を見るととりあえず声をかけてくる。
「お茶しよう」「ランチしよう」「映画スターかと思ったよ」などなど。疲れる。
良心的そうなニコラスケイジ似の兄ちゃんが空港行きバス乗場を教えてくれた。
つい「この後、国営物産店に行く」と言ってしまったばっかりに
「僕が案内する。君につきまとうつもりはないよ。店の前まで一緒に行ってバイバイしよう。」と、
しばらくつきまとわれた。しかも、道路を渡る時にさり気なくボディータッチしてくる。
デリーは半端なく車が多い!インド人の道路横断能力はすごいと思う。
国営物産店を出ると、兄ちゃんが待っていた。
兄ちゃん:「あそこの店は安くて質のいいものが多いから行こう」
あっこ :「買い物に興味はない。帰る」
兄ちゃん:「2分でいいから寄っていこう。結婚しているの?子供はいる?僕としたらすぐにできるよ」
あぁ恐ろしい。その店に一応形だけ入り、兄ちゃんがいない隙に逃げた。
やっぱりインド人は嫌い。
どっと疲れた。格好って大事だなと思い、2日目は、髪をソバージュ全快でボリュームアップし、
サングラスをかけ、服を着こんでちょっとワイルドな感じに見せたら、少しは改善した。
◆12/27(火) デリー → 大阪 妻の日記
ベットが固くて夜中に何度も目覚める。
デリーの喧騒の街に出るのが億劫で9時にようやくベッドから抜け出す。
ホットだけど少量しかでないシャワーを3日ぶりにあび、ホテルで朝食。
そこへすかさず、ツアー会社のおっちゃんが声をかけてきて車での観光に誘われる。
迷ったが、時間もないことだし、自分の自由に行動できて、うっとおしいインド人に囲まれないから
いいかと思い、25ドルを20ドルに値切り、応じる。
ドライバーはジョンカビラ似の、誠実でうるさくない、いい人だった。
世界遺産のフマユーン廟、インド最古のイスラム遺跡、ガンジー博物館、国立博物館、インド門、
ジャンタンマルタル(変わった形の巨大な日時計。特にたいしたことない)を見て、満喫。
ホテルでディナーを食べようと思い、「マトンビリャーニは何分でできる?」と尋ねた。
気難しそうな顔をしてシェフが答える。「15分から20分だね。早くても15分かかるよ。」
「そっか。時間がないんだけど10分でできるものある?」と諦めようとすると、
「わかった。10分でOKだ。」と言って調理場へ。5分で料理が出てきた。兄ちゃん、やればできるじゃん!
なぜ普段やらない?インド人。なぜ15分と言う?インド人。
バスで空港へ。無事に旅が終りそう。ホットシャワー、清潔な日本バンザイ!
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