■フェルメールとの出会い
なぜだか、オランダのデン・ハーグに来ていた。
街の大きな美術館が定休日だったので、小さなマウリッツハイス美術館を訪れた。
こじんまりとしたかわいい美術館だが、なかなかどうして見ごたえがあった。
館内は人も少なくて、ゆっくりボーっと見ていると、なぜだが急に心が揺さぶられた。
なんなんだ、この絵は?
今にも振り返って、何かいいたげな様子をしている。私に何かを語りかけている。

この「青いターバンの女」は、僕の理想の女性ではないかと見ながら感じた。
これこそ、私が探していた女性だ。
あまりじっと絵を鑑賞しない私は、5分ぐらい絵の正面でじっくりと鑑賞した。
ずいぶん痛んでいて、修復がいるなとか思いながら。
その後、他の絵を鑑賞して帰り間際に、もう一度戻ってきて、この絵を鑑賞した。
後にも先にも、美術館で名も知らぬ絵を二度じっくり見たのは、このときだけだった。
なぜなら、私はこのとき、この絵の作者フェルメールを知らなかった。
オランダでじっくり鑑賞した絵が有名画家の作品だったので非常に嬉しかった。
素人の私にも何か心に訴えかける魅力を持つ絵を描いたフェルメールが凄いだけなのだが。
なぜ、フェルメールが有名かわかったのは、「オークションハウス」という漫画を後に読んだから。
フェルメールを巡る物語が主軸として展開される。とても面白い漫画です。
幻の画家フェルメールは、よくいわれることだがカメラオブスキュラの技術を用いた画家。
カメラのない時代に、動作の一瞬を捉えた画家である。
フェルメールは2000年の春、大阪で素晴らしい展覧会が開かれたので日本でも一気にメジャーに
なりましたが、私が見たときは誰もいない部屋で一人でじっくり見ました。今となっては幸せです。
もちろん大阪でも再会しましたが、人が多すぎて二人きりにはなれなかったです。
また、この美術館には、他にフェルメールの「デルフトの眺望」がありました。
こちらも「青いターバンの女」に負けず、ダイナミックな構図で素晴らしい作品です。
オランダの巨匠、レンブラントの絵も「テュルプ博士の解剖学講義」等、何枚かあり見ごたえ十分。
たまたま訪れた美術館に幸運が落ちていました。

ちなみに、大学4年の就職活動のとき、面接で海外旅行先でたくさん絵をみてきたというと
「何でも好きな絵をあげるといったら、何が欲しいか?」と聞かれた。
私は「フェルメールの青いターバンの女が一番欲しいです」と答えて、続いて
「でも2枚くれるなら、ゴヤの着衣のマハと裸のマハを対で欲しいです」と答えた。
そして今、その会社に見事就職することが出来ました。バンザイ!
■アムステルダムの飾り窓
オランダといえば、むかしながらの赤線「飾り窓」が有名だ。
古くから、女性最初の職業として娼婦が公認されていたように、自由に街中に店がある。
フリーセックスの国だ。また、マリファナがカフェで買えるようにドラッグも合法。
それに人種差別も少ないと聞く。サッカーのナショナルチームでもく、白人黒人編成チームである。
近年では、安楽死が認められる国(現在国会審議中)としても有名だ。
さて、私も男である。夜の街が賑やかと聞けば、見たいもの。飾り窓街を散歩しに行った。
道沿いにお姉ちゃんが本当に窓の中にランジェリー姿で入って、顔見せ(体見せ)している。
蛍光のネオンの明かりが印象的である。その数たるや多いこと。
見るのは無料だといいことばかりに、いろいろ廻ってみていると気が付いたことがあった。
ヒスパニック系のお姉ちゃんが多いのだ。
オランダといえば、ブロンドの白人女性がイメージされるが、
飾り窓に入っている女性は必ずしもブロンド白人女性でなく、
肌の少し黒い黒髪(染めて茶髪)女性が入っていることの方が多い。出稼ぎに来ているのだろう。
この5年後再びアムステルダムを訪れてまた冷やかしに行くと、今度はアジア系がめっぽう多かった。
オランダ = ブロンドの娼婦。 と、何事も固定観念でみてはいけませんね。
日本でも温泉街のストリップはフィリピン人が出たりするじゃないですか、
やはり世界中どこでも、出稼ぎに来ている人がいる。
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