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月夜の砂漠(2)

 
2005/11

山あり、谷あり、砂漠あり / モロッコ


レンタカー

現地8日間のモロッコ旅行。効率よく廻るためにはレンタカーがベスト。
しかし、大手(ハーツ、エイビス、ユーロ、バジェット)をネットや電話で調べると、オートマ車ゼロ。
ダメ元で携帯用ハンドコントローラーを持参していったら、
空港にある現地のレンタカー会社で、運良くオートマ車を1台だけ発見。値段も手頃(7800円×7日間)。税金を支払ない現金取引のため2割引きとなっているみたい。即決した。ラッキー!

しかし、レンタカーにガソリンがない。
これでもかというぐらい針は下に向いている。オレンジのランプもしっかり光っている。

「空港を出たところにガソリンスタンドがあるから大丈夫」というが、フランス語なのでよくわからん。
信じて運転するしかなくかったが、空港を出ると分岐があって恨んだが、なんとか到着。
満タン入れたら、59.1リットル。ほとんどカラだった。ガソリンの値段は日本より高かった。。。
もしガソリンスタンドが見つからなかったら、と考えるだけで恐ろしい。

カサブランカ郊外にある空港から、マラケシュへ。
マラケシュ観光を終えて、3000メートル級の山々が連なるアトラス山脈を越えてサハラ砂漠へと向かう。

地表や断層がえぐれたところも多数ある。大陸の息吹を感じれます。
遅いトラックは抜かし、凶暴なバスやタクシーと格闘しながら、狭い道を突き進む。
標高2260メートルの峠を越えれば、一気に乾燥地帯へと入る。

乾燥地帯には、古い歴史、ベルベル人がアラブ人の侵攻から逃れ築き上げた街がある。
現代は遺跡となってしまったところも多い。この城壁都市をカスバという。

険しい山を越えて、乾燥地帯に流れる川べりに、防御しやすいように山を光背として街を築いた。
さぞ強固な砦だったと推測する。日本でいうと平家の落武者が起源の山間部の村みたい。

カスバは、階段だらけなので、車イスでの見学は難しい。
本当は中に入って、当時の暮らしぶりとかを体験したいが、眺めるだけで我慢するしかない。

アトラスを越えるとサハラ砂漠の地域に入る。すぐ向こうは砂漠。
山からの水が流れるオアシス沿いに、いくつものカスバが築かれ、カスバ街道と呼ばれる。

歴史あるカスバが立ち並び、その街を結ぶようにつながる道路は、世界有数のドライブコース!
廃墟となったカスバも多いが、昔ながらの雰囲気が残るので最高。

道は素晴らしいのだが、モロッコの道路は半端じゃなく危ない。路肩のない道での追い越し攻勢。。。
日本じゃ速いドライバーの私もモロッコじゃヒヨコちゃんなり。注意して運転しましょう。

カスバ街道の風景。
自転車を乗る人が多いです。庶民の手軽な交通手段となっているのには驚きでした。


トドラ渓谷

カスバ街道の東には、いくつか有名な渓谷がある。
地殻変動で隆起した大地その一つ、トドラ渓谷をドライブ。

ティネリールから、いざトドラ渓谷へ約20分の道程。
道中、別の惑星にきたかのような景色。米国のモニュメントバレーみたいな景色。美しい。

渓谷は、何千、何万年もの月日で、川が大地を浸食して作り出した。
乾燥地帯にある川はオアシス。人間が住むには水がいる。よって川沿いに集落ができる。
乾いた大地と、川べりの緑、へばりつくような平らな家、映画の世界。

トドラ渓谷は、もう川幅しかありません。昼間なのに暗い。
切り立った両岸の道を進んで行きます。米国のザイオン国立公園のトレイルと酷似。

トドラ渓谷と、ティネリールを結ぶ道路沿いに、面白い看板を発見しました! ラクダ注意です!
ヒッチハイクの青年を相乗りさせてあげていたので、彼に撮影を依頼しました。

ティネリールから、サハラ砂漠観光の拠点となる街エルフードへとつながる道。
道路沿いにラクダを発見! 野ラクダではなく、ベドウィンの子どもに放牧されているラクダでした。

自動車で引いてしまわないように注意して走ります。
本当に、道路にラクダが現れたということは、ラクダ注意の看板も嘘ではないということです。はい。

サハラ砂漠観光を終えて、再びアトラス山脈を越えて、フェズへ移動。
この道中もすごい。ジズ渓谷も下から上まで乗り越えていき爽快。でも突如の大雨。
大地に突如、川が現れる。大雨がいろんなところから流れてくるのだ。橋は作られてない。

激流は、土砂だけでなく岩も運んできている。ゴツゴツと危険な道路に。
道路を掃除するトラックもくるが、急な対応はできない。
自動車が水没するのも怖いが、それより岩が危ない。かなりワイルドでした。。。


交通違反

レンタカーは快調なり。メクネス市街からローマ遺跡ウォルビスへといく道。
見通しの悪いカーブで強引にトラックを追い越したと思ったら、その先で警官が取締をしていた。
止められて、400ディナール(5200円)の反則金を払えという。
高い!嘘の値段だと思ったので、瞬時に100ディナール(1300円)しか払わないと交渉開始

外国人相手だし切符を切らなければ彼らの懐に入る。双方の得となる妥当な値段だと判断した。
でも、パスポートと国際免許はホテル。提示した免許証は日本のもの。
ヒヤヒヤながら5分後に交渉成立。100ディナールの罰金に。

最終日。首都ラバトの大きなバイパス道路。やたら周りの車の速度が遅かった。
看板を見ると60キロ制限。田舎じゃタクシーが120キロは出す道なのに。
あわててスピードを落としたが、ちょいと先に警官がいて捕まった。
81キロで走ってたらしく速度違反。手前で速度を量る警官から無線が入ったらしい。

いきなり400ディナールと書かれた緑紙を見せられる。昨日の警官の反則金は本当だったの!?
この場で払えと強く主張する警官にこれまた100ディナールを渡した。アホの一つ覚え。これまたOKに。

実は手持ちの残金が220ディナールだったので、この場では払えない。それに直接払いは腑に落ちない。
400ディナールは、銀行で払うと主張したが(正式にはそうだろうと推測)、フランス語力がなく撃沈。
銀行払いなら支払い忘れで逃げようとの悪巧みもあったが、そうは問屋は卸さず。

モロッコの交通違反の罰金400ディナール(5200円)って、現地の人も払うのか疑問である?
運悪く捕まったら、私がやったように警官とも値段交渉して賄賂としてごまかすのだろうか?
街の出入口などあちこちに警官が立っていたが、暇なときに小遣い稼ぎをしていることなのか?

調子こいて運転してはダメです。 あはは。


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