■砂漠緑化プロジェクト
友人のそーちゃんは、ジブチの青年海外協力隊の第一期隊員だ。つまり初めての派遣隊であった。
だから、戸惑いと手探りの中、ジブチでの活動は行われているようだった。
現在は、第二期隊員の4名が加わり、計8名の隊員がいる。
それぞれ、板金、建築、生態調査、陸上競技、建設機械、印刷、測量、青少年活動、
と様々な職種で、彼らは派遣されていて面白い。
休日。そーちゃんに、東京農大の砂漠緑化プロジェクトをしている実験場に連れていってもらった。
日本の東京農大が全面的にバックアップして研究している。
ここは、JICA(国際協力事業団)の専門家で派遣されている白石正明さんの案内で廻った。
白石さんは、さすがに専門家なせいか、一戸建ての家と、運転手付きの専用の車を持っている。
実験場では、緑が生い茂っていた。川には、なんと蛙までが生息していた。
ジブチでも、十分に緑は育つことを証明している。昔はこの辺りも緑が生い茂っていたことだろう。
ところが、人口が増えてきて、農地を作るために、薪を作るために木の伐採をする自然破壊が
進んでいる。彼らも彼らなりにルールを決めて、木を全部切らないようにしているらしいが、
いかんせん、自然の回復力を人間の人口爆発は追い越してしまった。
また、彼らが飼う山羊や羊、ラクダなどの家畜が、新緑の芽を食べてしまう。
若く植えた木もすぐに食べられてしまうのだ。
そういったことをすべてケアして、水を上げれば緑は回復する。
現に、フランス軍の領地内は、木々が生い茂っているのに驚かされる。人間の意識が必要なのだ。
しかし、短期的な経済を考えると、今の生活を考えると、自然より自分が大事になってしまう。
問題は根深い。

また、このエリアは、ゴミ捨て場でもあった。
そこらじゅうにゴミが撒き散らされ、悪臭が漂う。 フィリピンのトンドが頭をよぎった。
そのゴミを、家畜(野生?)のラクダが、むさぼっていた。
ちなみに、このゴミの道を抜けると、ソマリアの国境がある。
もし、ソマリアの事情がよくなって国境が解放されたら、人々はゴミの山を通り抜けてソマリアに行くこと
になるが、そのとき政府はゴミの処理をするのだろうか?

最後に、丁寧に農場や港を案内していただいた、白石さんありがとうございました。
高級レストランでもご馳走になり、おいしかったです。
あなたの取り組みを、ここに書くことで少しでもお礼となれば幸いです。
■港
ジブチの産業といえば、港に尽きる。
ここだけは別世界。 港の人々は、街の人々と違って、働く、働く。 なにせ活気がある。
ジブチ港は紅海の入口の交通の要所である。
アジアからの物資を、アフリカ本土に運ぶ港である。
アフリカ本土からの物資を、世界各国に運ぶ港である。
同時に、アジアとヨォロッパを結ぶ海路の真中に位置しており、寄港地としても軍事的重要拠点。
さて、ジブチ港で最も有名な産物といえば、コーヒーだろう。
エチオピア北部のカファ地方原産のコーヒーは、ジブチに運ばれ、イエメンのモカ港に運ばれる。
そのモカから、世界中にコーヒーが運ばれたのだ。 いわゆるコーヒーロードだ。
モカコーヒーの語源はここにあります。よって、ジブチのコーヒーはおいしい。
近代的な港の国といっても、ここはアフリカ。
水辺には、フラミンゴがいるということで、遠くから眺めました。わかりにくいですがピンク色のかたまりです。
■町並み
これまで、ジブチの高級なとこばかり見てきたので、ちょっと下町を覗きにいった。
きれいに張り合わせて家を建てている。 道も傾斜をつけて、排水もよくしている。電気も引いている。
比較的きれいな整ったエリアなのかもしれない。
モスクの横には、グランドがあった。 そこでは、サッカーの練習をしていた。
これは遊びではなく、コーチがいて指導をしていた。
選手も、それなりの技術を持っているサッカー選手であった。

路上では、カミキリがいた。
切ってもらいたかったが、イエメンで刈ってきたばかりなので試すことができなかった。
箱の上に座るだけの簡素なカミキリ屋。切っている人はプロなのだろうか? 不思議なり。

■世界一汚いビーチ!?
せっかく紅海に来たのだから、泳いでみたいと思った。
ジブチは世界で最も暑い地域といわれ、夏は50度になったり、夜もずっと35度以上らしい。
だから、1月のこの時期でも、温かく、泳ぐことが出来る。

そーちゃんの家から、歩いて20分程のところにある、市民がよく泳いでいるというビーチに行った。
運悪く、このときは干潮で、浅い海は、さらに沖まで永遠に続いていた。
それでも無理をいって、そーちゃんと佐宗さんに、担いでもらって海に入った。

海は、砂がまみれてどろどろ。何も見えない。こけや水草だらけ。ビーチも貝や石だらけ。
生まれてから今までで一番汚いビーチだった。それでも、紅海で泳いだぞ。見栄っ張りな私。
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