■地域のレクリエーションセンターにもなっている
米国の大学は、勉強の環境だけでなく、生活の環境まで、学生に提供しています。
その一つが、スポーツ施設。地方都市の大学だと学生サービスとして、無料で使えることが多いが、
バークレーは、街中に立地することもあるせいか、学生も有料である。といっても、半期25ドル。
一般の利用は、職員料金、卒業生料金、一般、VIPまで、多種多様な料金体系。
バークレーのスポーツ施設は、ここだけではない。大きいジムが4つある。
この施設は、その中で最大。一日に、なんと4000人の利用者(夏休み除く)がいる。
学生数が約4万人。そのうちの75%が登録。教職員や地域住民の利用も多い。
もちろん、フットボール(アメフト)や、バスケットなど、超一線の選手は、専用のジムと施設がある。

レクリエーションという言葉に象徴されるように、ただのスポーツジムではなく、
教室、レクリエーションイベント、スポーツ大会、マッサージ、イベント、いろんなプログラムがあります。
エアロビ、ダンス、バスケットボール、ボクシング、ボート、カポエラ、剣道、柔道、中国拳法、救急法、
ゴルフ、太極拳、ヨガ、ソフトボール、サッカー、バレーボール、水泳、カヤック、ヨット、テニス、
ウィンドサーフィン、サイクリング、等々。 それぞれのスポーツクラブもある。
子ども向けプログラムも多くあり、サマーキャンプや、スポーツ体験などする機会を提供している。
もちろん、バークレーらしく、障害を持つ人のプログラムもある。
障害を持つ人のヨガ教室(週に一度)と、障害を持つ人の護身術講座(半期に一度)です。
プールもでっかく、横にコースを使って、18コース。縦に使えば50メートル以上。
全米一になることも多い、水球のコートも十分に作れる。飛び込み台もある。
私は、よく泳いでいるが、みんなの上手なこと。
水深が、どこも3メートルくらいあるので(水球の影響か)、泳げない人が来ないのも当然といえる。
真冬でも青空天井。温水になっているとはいえ、水の外は寒い。
下半身が不自由でもプールに簡単に一人で入れるように、水圧で上下するイスを取り付けてくれる。

ここで、トレーニングしていると、若い女子学生のはちきれんばかりの体が飛び込んでくる。
ショートパンツをはいて、お尻をプリプリしていたり、タンクトップの胸がこぼれてたり。
腰のタトゥーがチラリと見えたり。やはり、ここはカリフォルニア。みんな開放的である。
ロッカーのシャワーも、壁がないので、利用者の裸がいつも丸見え。見たくないもの、たくさん見ました。

ウエイト・トレーニングの部屋では、一般的なデブな米国人とは違う人達がいます。
マッチョ信仰が強いせいか、みんな鏡を見ながら、筋肉を鍛えています。すごい体の人ばかり。
米国は、とてもでかい国で、いろんな人が住んでいるので、デブばかりではありません。
ファーストフードを食べない、ベジタリアンの人も多くいますし、ジムの世界もまた違う世界。

バークレーは、アジア系の学生が多い。
サンフランシスコを中心とするベイエリアも、アジア系が多いところ。
その地域性か、武道がとても盛んです。いろんな人が、武道を楽しんでいる。
週末など、この施設で武道大会が開かれることもよくあります。
学生だけでなく、地域住民も多く、男女、人種、年齢、関係なく習いにきています。
バークレーの他にはない最大の特徴は、この武道教室の充実だと思います。

学生が、スポーツサークルを作って、バスケットをしている光景を目にします。
バスケットや、テニス、バトミントン、バレーボール、卓球など、使用できる時間帯が決まっており、
そのときに集まって楽しんでいるようです。これならレッスン料は必要なく、利用料だけです。

障害を持つ人も、たくさん利用にきています。なんといっても、ここは、バークレーですから。
”CAL STAR” という制度があり、障害を持つ利用者は登録し、ボランティアを受けることができます。
逆に、ボランティアをする方は、月に決められた時間を働けば、施設利用料が無料になります。
器具をとりつけるのを手伝ってもらったり、ヨガ教室のアシスタントなどです。
スキーやラフティング、ウォーキングなど、イベントもあります。
日本では、街にあるジムを利用することは、ほぼ不可能です。
物理的な設備が整っていないのと、施設側の理解がないからです。
よって、公共の障害者専用スポーツ施設の利用がほとんどです。
「障害者専用スポーツ施設があるから、一般の施設を利用しない」という弊害もあると思います。
障害者施設があるのだから、それを利用しなさいと、一般のジムから言われることもあります。
分け隔てることなく、どんな人も一緒にスポーツを、レクリエーションを楽しめるようにならないかなあ。
イギリスの地域スポーツセンターも、障害を持っている人を分けてなく、皆が一緒だったなあ。
地元で、10年以上、市民プールを利用していますが、私以外の車イスを見たことありません。
障害者専用スポーツ施設は、遠いので利用していません。だって面倒だもの。
ところで、利用料が無料となることに魅力を感じ、私はずっとボランティアしていました。
障害を持つ人が、ボランティアしてもおかしくないのです。 実は、彼らから誘われました。
「あなた無料で使いたいならボランティアしたら?」と。仕事は適当に柔軟に考えようって。
大学バスケットの車イス席の会場整理や、事務作業などが、私の仕事となりました。
バスケットも毎試合、無料で見れるおまけつき、チケットは、30ドルですよ。
1万2000人収容の体育館が満員になることもあるのですよ。とっても、おいしい仕事でした。
大学スポーツ
障害を持つ人も、ボランティアする方に廻ること。する立場がわかっていいかもしれません。
ボランティアを受ける立場しかずっと経験していないなら、する方の立場を理解できなく、
ボランティアする人との関係に、微妙にズレが生じると思います。
障害を持つ人には、できないこともありますが、できることも多くあります。それを生かしたらどうでしょう。
話を戻して、施設には、障害を持つ人も簡単に利用のできる器具も充実しています。
上の写真は、ハンドサイクル・マシーンです。
手のペダルと、足のペダル、どちらでもこげるようになっています。
上半身を鍛えると同時に、足が動くので、とても気持ちがよく、健康にもいいので、常用してました。
日本のジムにも、ぜひ置いて欲しいですね。なら会員になるのに。
手でこぐだけの器具は2つ。ウエイトトレーニングで車イスでも利用しやすいものは多数ありました。
おかげで、米国滞在中は、太ることもなく、健康的になりました! バンザイ!
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