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月夜の砂漠(1)
 
2005/11

旧市街探索 / モロッコ


新婚旅行第一弾。 7泊8日レンタカーの旅のはじまり。


マラケシュ

ヨォロッパ人がモロッコと訛って発音したことがモロッコという語源になったというマラケシュ。
人口70万人。標高450メートルの丘陵地帯。南方には4000メートル級のアトラス山脈がそびえる。
現地人の生活、イスラムの古い町並み、商店の賑わい、すべてが凝縮されており、
観光をするのに最高な街。ここにいるだけで楽しくなる。

マラケシュは夜こそ観光すべし。毎日がお祭りの「フナ広場」へ、夕食を食べにいった。
広場には、100台を超える屋台が並び、羊や鳥のバーベキューを煙をあげて目の前で焼いてくれる。
ただしイスラムなのでビールは無し。

 

注文は簡単で指をさせばいい。英語メニューもあるし、客引きがえげつないので強引に座らされる。
モロッコ料理のタジンや北アフリカ料理のクスクスもあるが、味はどれもイマイチだった。やっぱ観光地。

広場の東側には、エスカルゴの屋台が何台か並んでいる。かつての宗主国フランスの影響。
味見ができるので、いくつか食したが、シンプルな味付けだった。
甘辛く味付けするか、にんにくとオリーブでこんがり焼くのが好みなのでパス。
また、こちらもワインがなければつまらない。

なつめやしの実(デーツ)や、無花果(いちじく)、ナッツ、アプリコットなどの屋台。
ラマダン(断食)明けの食事前に、胃を動かすために甘いものを食べたりします。
モロッコでは、アルコールを飲まないので、代わりなんでしょうか甘いものをよく食べます。


スイーツパラダイス

お酒が飲めないイスラムの戒律。とはいえ、人々に社交は必要。
男性が肩を寄せ合ってカフェでミントティーを飲んだり、甘いスイーツを食べたりする光景をみる。
日本では居酒屋で生ジョッキをもって乾杯となるのだが、ところ変われば風景は変わる。

フナ広場にも、あったあったスイーツ屋台。
食後のデザート。社交の場として老若男女問わず、甘いものをほおばる。
この屋台は、モロッコ版あんこと、生姜ティーの店。

他の客の真似をして注文したが、生姜のキツイこと。喉がやけてしまうくらい濃い。
あんこは舌触りがザラザラで粉っぽく、甘みたっぷり。

生姜の苦味と、あんこの甘みを交互で味わえればいいのだが、舌が慣れてないので美味しくない。
全部を飲むことも、食することもできなかった。


マラケシュ散策

旧市街(メディナ)は、とても大きい。南北3キロ、東西2キロの城壁に囲まれる。
昔ながらの入り組んだ迷路もあれば、道路が整備されているところもある。王宮や庭園もまぜこぜ。
妻は現地化するために、旧市街でスカーフを購入。郷に入りては、郷に従え。

北アフリカでも指折りの美しさ「バイア宮殿」を見学にいった。
多少の段差はあるものの、人が多いので手伝ってもらえる。
さすが宮殿で見事というしかない。一応、今回の旅行は新婚旅行なので、水色スカーフの妻を撮影。

天井のモザイク装飾はイスラムの極み。
手ごろな大きさ、周囲の旧市街の喧騒、緑の庭園、見るところがいっぱいです。

旧市街の狭い道を探索しながら、街の中心フナ広場へ戻る。
民家を改造した質のいい安宿がたくさんあるが、段差だらけなので、車イスでは大変。
時間のあるときにゆっくり探して宿泊したい。こんな路地裏にたくさんあるんです。


フェズ

旧市街(メディナ)の迷路といえば、フェズが代表。
入り組んだ大小さまざまな道が、上がって下がって、もう大変。青の門から探検スタート!

地図とにらめっこしながら、車イスでも探索しやすい道順を探る。
坂がきついので、上から下へと降りていく一方通行。段差も多いので大変です。車イスも壊れそう。
フェズの旧市街を車イスで突入するのは覚悟してくださいね。私は一度でもう十分。こりごり。

旧市街を散策途中に、フェズ名産の陶器屋を見学。
お皿を購入しましたが、最初のいい値が500ディナール(6500円)。結局3枚で280ディナールに。
値段交渉はタフです。大変です。でも種類が多くていい店でした。

陶器屋は、住居も兼ねていました。
ただし核家族化が進むこと、旧市街は自動車も入らず不便なこと、今は店主の一家族のみ生活。

どこの部屋からも見える中庭があり、複数の家族が住みます。
暑い日も日陰をつくって涼しい空気がたまるように設計されています。ただし冬は寒いらしい。


メクネス

古都メクネスも訪問。マラケシュやフェズと比べると見所は少ないです。
広場で面白いおじさんが漫談をしていたので、写真撮影です。

しかし、この直後、リュックが盗まれた!
同行の妻が段差を押そうとしているところに、自主的に手助けに現れたモロッコ人男性。
私の車イスの後ろにかけていたリュックをすっと抜き差っていった。気づかなかった。。。

世界60カ国以上を訪問して一度も盗難にあったことのないのが自慢だったけど、とうとう被害者に。
厳密にいえば、10年前にチュニジアで車イスのポケットから電子手帳が盗まれたことがある。
同じマグレブ(北アフリカの3カ国)というのも訳があるのか。

ガイドブック、時計、メモ帳、ウィンドブレーカー、リュックという被害で済んだのを良しとする。
パスポートや航空券、レンタカーの鍵とかなら、ぞっとする。油断は禁物です。


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